こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 


昨対120%を達成する!

競合他社に打ち勝つ!

業界トップになる

 

このような目標を立てていますか?

 

トップになったり、

昨年よりも売上を上げたり、

何かを追い越し追い抜いたり、

目標を持ってそれを目指すのは

チームや会社として必要なことです。

 

ところで、ちょっと聞いてみたいのですが、

例えばチームや会社の目標が昨対120%だとします。

 

120%達成したら、何がどうなるのですか?

120%達成したら、どうなっていたいのでしょうか?

 

達成することが目標なのだから、

達成すればそれで終わりだ!

 

というのであれば、

その次はどうなるのでしょうか?

 

また昨対120%、いや、130%とするのでしょうか。

 

そうしたら、その130%を達成したら、

どうなっていたいのですか?

 

勝利至上主義

売上至上主義

 

に陥ると、

勝つこと、売り上げることが

目的になってしまいます。

 

お商売で言えば儲けるというのは、

会社を永続的に経営していくために

必要な「手段」ではあります。

 

ですが、会社を経営することそのもの、

つまり、自社が社会に存在する意義は

儲けることではなかったはずです。

 

何らかの社会貢献を目的として、

会社を設立しているはずですから。

 

これはワンマン中小企業経営者に

とても多い傾向です。

 

昨対を更新し続けることが目的となり、

昨対を更新したその後はどうなっていたいのかは

全く考えていないのです。

 

するとどうなるか?

 

前の目標を超えることが目的になり、

それは会社が存続する限りエンドレスとなります。

 

次に起こることは、

メンバーがそれに嫌気し、

退職していきます。

 

そして残された人達は、

以前よりも少ない人数で

前の目標を超えることを課せられます。

 

必然として、仕事量と人員がミスマッチを起こし、

メンバーはメンタルを病んだり、更なる退職を

招くことになります。

 

改めて言いますが、

目標は必要です。

 

標なのですから、

なければメンバーはどこに

行けばいいのか分からなくなり、

迷子になってしまいます。

 

ですが、それを目的にするのは

意味がないということです。

 

昨対120%を達成した先に何があるのか?

何がどうなっていたいから昨対120%を

達成するのか?

 

そこが大切なんです。

 

売上更新したりトップになっても、

「なったその先はどうなっていたいの?」

と問われて何も出てこないのであれば、

目標達成が目的にすり替わっていると

思っていいでしょう。

 

だからチームや組織には理念が必要になります。

 

理念というのは言い換えれば「大義」です。

 

何のために会社は存在していて、

自社は世の中にどういった貢献をするのか。

 

ということです。

 

大義がない中で売上だけ達成しても、

いずれは達成することが目的になります。

 

「達成したら何がどう変わるのか?」

 

を念頭に目標を持つことが、

チームや会社が長く高いパフォーマンスを

発揮するために必要なものだと思うのです。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。