こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

僕はいま、ストレスを感じています。

 

なぜなら、今年最後の相撲中継を

見る時間が取れていないからです。

 

年末が近いこともあり、

たくさんの方々からお誘いをいただくので、

中継が始まる15時に家にいないのです。

 

いつもは大相撲期間は

出かける時間を18時以降にしたり、

もしくは15時までには自宅に戻るように

しているのですが、

今場所は上手くタイミングが合いません。

 

しかし、それはそれでありがたいことなので、

AbemaTVなどで見るようにしています。

 

さて、今日は目標と目的についてです。

 

昨日、例の倉庫の会社でこんな事がありました。

 

その会社は決算が11月が決算月のため、

今の時期は倉庫内の棚卸しをしています。

 

現場のコミュニケーション状況を知るために、

僕もお手伝いをさせてもらっているのですが、

現場リーダーの方と事務方の主任の方との間の

コミュニケーションがこんがらがっていたので、

その場でファシリテートする機会がありました。

 

その内容というのは、

商品をしまう棚の設置に関することです。

 

倉庫内のスペースは限られているため、

繁忙期に向けて商品が大量入庫すると、

どうしても商品が格納されるべき棚に

格納されないとう問題があります。

 

すると商品がゴチャゴチャになってしまい、

本来あるべき場所に違う商品が置いてあったり、

見つけにくい場所に商品がしまわれていたり、

現場は大混乱となってしまいます。

 

倉庫内の商品は、いつ誰が品出しをしても、

いつでも定められた場所に商品がなければ

意味がありません。

 

そうでなければ間違った商品を

出荷してしまうことになります。

 

しかしリーダーは、

 

「大量の商品が入ってきた時に、どこにそれをしまうか?」

 

という話をしていて、

 

主任さんは、

 

「どの棚にどの商品群をしまうべきか?」

 

という話をしていました。

 

これは目の前の目標であり、

ここだけを対応していては、

同じことが繰り返されるだけです。

 

つまり、自社の倉庫としての目的が

どこにあるのか?という点が抜けているのです。

 

この会社の倉庫の目的は

 

「お客様に正確に商品をお届けする」

 

ことです。

 

お客様に正しく商品をお届けするためには、

誰が品出しをしても迷わず、間違いなく

商品を取り出せなければなりません。

 

そのためには棚にある商品も、

大量に届く在庫も、

どこに何があるかが簡単に分かる

ようにしておく必要があるのです。

 

つまり、考える順番が違っていたんですね

 

2人は商品をしまうことについて考えていたので、

何をどこにしまうのか、という目標視点だけの

話し合いになっていました。

 

なので僕は次のように質問しました。

 

「商品を受け取る人は誰ですか?」

 

この質問がきっかけとなり、

2人は改めて倉庫から荷物を直送する

目的を考え始めることができました。

 

そこから1段ずつ階段を降りるように、

大目標→中目標→小目標→足元の目標

というようにブレイクダウンしていって、

最終的には、繁忙期にスポットで

日雇いの派遣さんに来てもらっても、

社員に商品の場所を尋ねる事をせずに

品出しが出来るような棚の配置と

商品の格納の仕方をつくり出すことに

成功しました。

 

目の前の事だけにとらわれてしまうと、

いわゆる「その場しのぎ」になってしまって、

同じようなトラブルが毎回繰り返されます。

 

目標の共有ももちろん必要ですが、

目的がなにか?を共有しておくと、

目標は目的を達成するために

設けるものということがはっきりします。

 

そうすると取るべき行動が何なのか?が

明確になるため、ばらばらでなくなります。

 

目標について考えようとする時は、

その前に目的の共有を済ませているかを

確認してから考えると良いと思います。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました、。