こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

これまでのブログでも

お伝えしてきているように、

チームビルディングというのは

時間がかかります。

 

この部分は何度も記事にして

書いてきました。

 

ただ、やはり一般的な認知としては、

 

「1回研修やっておけば、すぐチームになる」

 

と思っている社長さんがたくさんいます。

 

恐らくですが、そう思っている社長さんは、

人が集まれば自然とチームになるものだと

いう認識をしているのだと思います。

 

ですが、このような認識を持たれるのも

ある意味では仕方がないのです。

 

僕たちは子供の頃から学校で

運動会やら部活やらをやってきてますよね?

 

ただ、教員の指示に従って、

何らかのスポーツをやったり、

部活ではとりあえず下級生が

球拾いをしたり掃除したり、

でもなんだか分からないうちに

サッカーや野球やバスケなどの

「チーム」に所属していることに

なっています。

 

その時、特にチームについてを

学ぶ機会はありませんでした。

 

チームというのはどのような過程を経て

チームになっていくのか。

 

グループとチームは何がどのように異なるのか。

 

そういった事は学んでいません。

 

ですから、なんとなく集まっていて、

なんとなく周りが「チーム」と言うから

チームなんだ!力を合わせるんだ!

という感じがするものを、

 

「チーム」

 

だと思いこんでいるんですね。

 

そういった事があるためか、

チームはわざわざ外部の誰かの手を借りて

つくるようなものではないという認識だったり、

会社で仕事をしていれば自然とチームになっている、

という認識でいる社長さんが多いのです。

 

なので、「まあ、とりあえず研修の一環として」

1回位はチームビルディング研修をやっておこう、

と社長さんは考えるんですね。

 

ですが、様々な背景や考え方を持った人が

集まることがチームになる前の段階です。

 

みんなてんでバラバラの状態で、

放っておけばそれぞれが

自分のやりたいことしか

やりません。

 

つまり、会社という箱に入れて、

仕事をさせておけば、

勝手にチームになるだろうという

考えは甘いのです。

 

なぜなら、人それぞれで仕事に対する

認識が全く異なるからです。

 

なのでその認識を合わせるところから

始めて行かないと、

チームにはなれないんです。

 

1回研修やっときゃイイでしょ、

ではなくて、

1回やったら自分たちで3ヶ月間、

研修の学びを仕事で試してみる。

 

3か月後にまた研修を行い、

実際にやってみてどうだったのか、

上手くいったところや、

思ったように出来なかったところを

振り返りながら、

次の3ヶ月をどのように過ごすかを

自分たちで決めていきます。

 

そしてまた3か月後に研修をおこない・・・

 

といったように、

最低でも年4回の研修を通じて、

 

知らない→知っている→やってみる→分かる→できる→している

 

という行動変容の6ステップを

昇りながらでないと、

チームへとは至れないんですね。

 

1回の研修では、知らない→知っている

までしか達成できないんです。

 

これにはキチンと理由があります。

 

人は基本的に「快」か「不快」で

行動したりしなかったりしますが、

チームになるということは行動変容を

起こしていくということになります。

 

行動変容というのは、

それまで「快」だった自分たちの行動を、

新たな行動に変えるということになりますから、

「不快」を伴います。

 

すると人間の中に備わっている

 

「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」

 

が機能し始めて、

それまでの「快」の状態に

戻ろうとします。

 

なので、チームになるためには、

定期的な研修と実務での実践を行い、

そこにコーチングを加えることで、

元に戻ろうとするところの軌道を

修正していく必要があるのです。

 

そうやって常に学びと実践を繰り返し、

はじめてチームへと変貌するんですね。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。