こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

僕たちは仕事をするときに

 

「役割」

 

を持つことがほとんどです。

 

学校の係みたいな感じですね。

 

飼育係

図書係

給食係

 

これが組織になると、

 

人事

総務

経理

経営企画

営業

広報

生産

販売

開発

 

といった形に分かれていきます。

 

それでは、

どうして僕たちは

役割分担をするのでしょうか?

 

それは、人間の認知能力に

限界があるからです。

 

この事は経営学や経済学、政治学など、

あらゆる人文・社会科学分野の

基本的前提となっています。

 

特に経営学では、

人が組織をつくる理論的基礎に

なっているくらいです。

 

この前提を分かりやすく言うと、

 

『僕たちは自分ひとりでは全ての事を知ることはできないし、

判断能力も限界があるし、そもそも時間が足りないから、

だから僕たちは仕事を分担したり組織をつくるんだよ』

 

という事になります。

 

なぜならそれらの知識を完璧に持ち合わせた人など

存在しないからです。

 

ですから、組織を機能させるのであれば、

色々な知識とか能力を持った人が集まらないと

機能しないのです。

 

それをつまり「限定合理性」と言います。

 

実は昔の経済学は、

人は完全に合理的な行動をすることを

前提としていました。

 

しかし、ハーバート・サイモンという人が、

 

「それ、おかしくね?」

 

と異を唱えて、

 

限定合理性を提唱したんです。

 

これって、普段ブログに書いている、

「お互いを受け容れる」ということです。

 

異なる考え方や価値基準があるのが

人の集まりなのですから、

お互いにそれを受け容れて、

互いの凹凸を埋め合わせていく方が

組織はうまく回ります。

 

逆に完璧を求めれば求めるほど、

互いが互いを非難し合い、

足を引っ張り合うことになります。

 

僕たちの持つ能力は限られていますし、

その能力は人によって異なるのですから、

各々の持つ持ち味を活かし合うほうが

組織にとって都合が良くなるのです。

 

ですが現実はセクショナリズムが起こり、

部門間対立が発生しますよね?

 

これは各部門が自部門のメリットだけを

見ているから起こってしまうんです。

 

組織を1つの生命体だと捉えて、

自部門は組織を活かす上での

限定的な合理性を有した役割だと

各部門が理解した時に、

部門間対立はなくなるはずです。

 

なぜなら、どの部門も組織にとって

大切な部門ですし、

1つでもなくなれば組織全体が

困ることになるからです。

 

部門間対立で悩んでいる組織は、

このことを皆で話し合ってみると

いいと思いますよ。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。