こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

一昔前はリーダーが命令すれば

メンバーが実行する時代でした。

 

ですが、今の時代は、

皆さんハラスメントに敏感で、

メンバーに何かをお願いしたくとも

 

「ハラスメントになるのでは・・・」

 

と躊躇してしまうことが

多いと聞きます。

 

とは言っても、

メンバーに仕事を頼んだり、

任せたりしなければ、

リーダーとしての仕事が

滞ってしまいます。

 

あれをやれ

これをしろ

 

に従ってくれていた時代は

もう終わったのですから、

これからは新しいやり方で

メンバーに仕事を頼まなければ

ならないわけです。

 

メンバーに動いてもらうためには、

命令(command)よりも

お願い(request)のほうが

良いのです。

 

ただ、リーダー自身がリクエストだと

思っていても、メンバーが命令だと思っては

リクエストとはなりません。

 

しかし、命令に取られては敵わん!と、

柔らかい表現をしてしまうと、

リクエストが相手に届かないということに

なりかねません。

 

では、どのようなリクエストの仕方をすれば

命令にならず、明確に伝わるのでしょうか?

 

リクエストを効果的にするには、

 

・求めていること

・誰に求めているか

・期限はいつか

・満足できる条件は何か

・背景はどのようなものか

 

の5つをはっきりと伝えることです。

 

求めていること:例えば資料に入れて欲しい項目を

きちんと示しておく、といったことです。

「言わなくても分かるだろう」が最も危険なんです。

言わなくても分かるだろうと思っていた項目も含め、

全ての要素を列挙しておくのが吉です。

 

誰に求めているか:リクエストをする際に、

「誰に」をはっきりさせておかないと、

「誰かがやるだろう」と思い込んでしまいます。

担当者をきちんと指名しておきましょう。

 

期限はいつか:「できるだけ早く」みたいな表現は、

人によって「早い」の捉え方は異なるので、

リクエストとしては弱いです。

何日の何時までとか、何曜日の何時まで、

といった形でリクエストに盛り込んでおくと

よいですよ。

 

満足できる条件は何か:何を満たしていれば「良し」かを

伝えておくことです。

ここまでできていればOKというラインが分からないと、

メンバーも手を付けにくくなってしまいます。

 

背景はどのようなものか:なぜ重要なのか?や、

どうしてここまでの内容を求めているのか、といった、

その仕事をリクエストするに至る背景を伝えます。

背景が分かると、メンバーも「何のためにやっているのか」が

分かりますから、納得感を持つことが出来ます。

 

列挙してみると「あたりまえ」のことですが、

リーダー自身の思い込みで出来ていないことも

ありえます。

 

ぜひ改めて意識してみて下さい。

 

リーダーがリーダーの仕事をするためにも、

メンバーにはいい形でリクエストをしたいですね。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。