こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

やったことのないこと。

新しい試み、チャレンジ。

 

結果というのはやってみなければ

わからないのが常ですよね。

 

そんな時、特にやった試みが

上手くいかなかった時に

主に他者から発せられる言葉に

 

「結果が全て」

 

というものがあります。

 

普通に聞けば確かに頷ける言葉ですが、

僕はあまり好きではありません。

そして決して発する事はありません。

 

理由はこの言葉の頭に見えない字で

 

「良い」

 

と入っているからです。

 

それ故にこの言葉は「刃」だと

思っています。

 

正確には「他人が発する場合は刃だ」

と思っているからですね。

 

ビジネスの世界では自分にも他人に対して

発している人がたくさんいますよね。

 

結果が全てだよ、という

その言葉の言わんとするところや

示唆するところは理解できます。

 

結果を出すからこそ、

周りが認める。

評価や信任を得られる。

 

事実、その通りです。

 

しかし、この言葉を発する大多数の人達は、

この言葉が持つ破壊力を知らないでいます。

 

この言葉の破壊力というのは、

 

"プロセスを全否定している"

 

という点と、

 

"次の機会は与えない"

 

事を示唆しているという点です。

 

ちょっと考えてみて下さい。

 

チャレンジする前もチャレンジ中も、

チームは良い結果になることを期待し、

良い結果を出すために

懸命に取り組んできたはずです。

 

そこで望む結果が出なかった時、

結果が全てだからと発した瞬間に、

 

(良い)結果以外はなにものでもない。

(良い)結果だけが正しい。

(良い)結果を出す者だけが価値がある。

 

と切り捨ててしまっています。

 

また、「全て」と言い切ることで、

望ましくない結果だった場合は、

その先をイメージすることが

難しくなります。

 

これにより次の機会は得られない、

ということを認識しやすくなります。

 

「受け手の捉え方次第だろう」

「ビジネスなんだから当然」

 

という意見もあるでしょうし、

多くの人がそう言うと思います。

 

そして結果が出たからこそ、

過程も評価されるのだと

言うでしょう。

 

それでも僕はこの言葉は

使いません。

 

自分自身に使うのであれば

まだわかりますが、

他人に対して使う言葉として考えると、

士気を下げる事はあっても上がることは

ないように思えます。

 

僕ならば、

 

・どうなりたかったのか?

・理想と現実の開きはどのくらいあると感じているか?

・自分達の良かった点はどこか?

・開きを埋めるために、自分達の良かった点をどうやって伸ばすか?

・至らなかった点はあるか?あるとすればそれは「何に対して」か?

 

といった質問をします。

 

こう問うことで、

自分達のプロセスを振り返る事が出来ますし、

結果で括っていないので、

冷静に自分達を見つめることが可能です。

 

当たり前に無意識に発する言葉に

刃が仕込まれている。

 

その言葉が個人やチームの士気を下げる。

 

その可能性も考えて、

言葉を使っていきたいですね。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。