こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

ラグビーW杯でアルゼンチンに敗北し、

残念ながら決勝Tに進出出来なかった

ラグビー日本代表チーム。

 

W杯優勝という大きな目標を掲げて

挑んだ今大会。

 

チームにとって今回の敗北は

「無駄」なものだったのでしょうか?

 

代表チームは2011年までの7回のW杯出場で、

1勝21敗2分けでした。

 

しかし、諦めることなく、粘り強く強化を続け、

ついには南アフリカに勝つくらいまでの

力をつけるまでに至りました。

 

優勝までの壁は高く、分厚いですが、

それまで世界のナショナルチームから

見向きもされなかった存在だったのが、

強豪チームから「舐めて掛かれない相手」

として認知されるまでになったのです。

 

ラグビーの日本代表チームは

様々な国からやってきた選手が

桜のジャージを着ています。

 

日本に帰化しているとは言え、

他の国からやってきた選手たち。

 

当然ですが考え方も価値観も

異なります。

 

しかし、W杯を観戦した人なら

おわかりだと思いますが、

素晴らしいパフォーマンスを

見せてくれました。

 

そうなる為にチームはどのような事を

してきたのでしょうか?

 

『優勝』という目標を持つのもそうですが、

様々な記事を読んでいて僕が感じたのが、

 

【共通言語】

 

です。

 

前回のW杯のときは "One Team"

今回のW杯では "Our Team"

 

がそれにあたります。

 

今回の "Our Team"は、

 

「前回の"One Team"を超えて、独自のチームをつくりあげる」

 

という意味が込められているそうです。

 

共通言語がある、ということは、

自分達のチームに迷いが生じても、

立ち返ることが出来る、ということです。

 

我々はどこに行きたいのか?と問うた時に、

そこに行くために必要なものが何かを

すぐに思い出させてくれるからです。

 

今回の日本代表チームにとっては、

「優勝」という目標を達成するためには、

前回を超えて独自のチームをつくることが

必要なことである、と定めたわけです。

 

ですから、キツい練習で心が折れそうになっても、

メンバー同士での厳しいフィードバックであっても、

 

「前回を超えた独自のチームつくり」

 

がW杯で優勝するためには絶対に必要である!

 

としているからこそ、

Our Teamという共通言語を持ち、

日本人選手であろうと他の国からやってきた

選手であろうと、「我々のチーム」が勝つ為に

必要なものが何であるかをブレる事なく共有できる

強力な共通言語をつくったんですね。

 

おそらくこの言葉をつくりだすまでに、

コーチ陣と選手たちだけでなく、

選手同士でも相当な時間をかけて対話を

繰り返してきているはずです。

 

それこそ全員でもやっているでしょうし、

選手同士の1 on 1 のやっていると思います。

 

様々なメンバーがいるからこそ、

しっかりと時間を掛けて共通言語をつくり、

誰もが自分達でつくった言葉に対して

行動で表す必要があるんですね。

 

そしてその言葉を「自分達で」つくったからこそ、

その言葉を行動にすることは「メンバーとして当然」

というふうになっているのでしょう。

 

チームビルディングに悩んでいる

経営者の方や管理職の方は、

ラグビー日本代表チームが今回の

アルゼンチン戦敗北に至るまでの

プロセスを追ってみると、

ヒントが隠されているかも知れません。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。