こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

"管理職研修が、うまくいかないよぉ〜"

(マヂカルラブリーの言い方で)

 

企業の大小問わず、

よく聞くお悩みです。

 

せっかく研修をするのだから、

参加者全員とまではいかなくても、

8割くらいは変わって欲しい。

 

人事の担当者だったり

中小企業の経営者の方ならば、

そう願わずにはいられないですよね。

 

ただ、僕の感覚ですと、

実施しても効果が出る人と

出ない人がいます。

 

割合でいうと、

2割くらいの参加者はガッツリ変わり、

6割くらいの参加者は意欲が増すくらい。

残り2割は変わりません。

 

僕も研修をやりますから、

できるだけ多くの参加者の方々が

変化に至れるように願っていますが、

そう上手くはいかないのが現実。

 

しかしながら、変化しないのには

それなりの理由があります。

 

何かを長く続けていると

そのやり方・考え方が"是"となっていき、

それ以外の物事が入りにくくなりますよね?

 

これはある意味仕方がありません。

 

僕たちには恒常性維持機能、

つまりホメオスタシスが備わっているから

そうなってしまいます。

 

これが「習慣」と言われるものです。

 

習慣を変えるということは

行動を変えるということになりますが、

これがなかなか難しい。

 

この傾向が顕著なのが管理職研修です。

 

先程言いました、変わらない2割の人たちは、

とにかく自己流を押し通します。

 

なぜかと言えば、

慣れ親しんだ習慣を変えることを、

ホメオスタシスが拒むからです。

 

つまり「変わりたくない」ということです。

 

変わりたくない人は一定数いますから、

これはもう仕方ありません。

 

しかし2割の人は変わります。

この2割の人の変化は組織上とても大きいです。

 

なぜなら次の6割の人たちも

感化されて変わっていく基礎が

出来るからです。

 

この6割の人たちには継続的な

フォローアップをしていきます。

 

例えばコーチングだったり、

管理職会議でOJTを行い、

管理職として必要な考え方や

物の見方をどんどんフィードバックしていき、

背中を押し続けていくといいでしょう。

 

教育による組織の変化はおおよそ

2年くらいで目に見えてくると言われていますので、

続けていくことで組織が変わってきます。

 

そうやって組織が変化してくると、

変われない2割の人たちは

会社から去っていくことになります。

 

この2割の人たちが辞めていくことに

躊躇する必要はありません。

 

その人達は別の自分に合う場所へ

移動しただけです。

 

なんでこんな話をしたのかと言うと、

僕は管理職研修というのは

組織を変えるために実施するものだと

考えているからです。

 

先日もお伝えしたとおり、

中小企業は優秀な人材を

確保するのは難しい。

 

組織を変えてくれるような

起爆剤となる人材を外から採るとなると、

相当困難であると言えるでしょう。

 

となると、既存社員に成長してもらい、

どんどん活躍してもらうほうが早いです。

 

だからこそ教育が大事であり、

その最重要ポイントが管理職なんです。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。