こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

組織には大きく分けて

次の2つの形があります。

 

・ヒエラルキー型

・ネットワーク型

 

名前だけでその形の凡そのイメージは

つくと思います。

 

ヒエラルキー型は階層構造です。

 

トップは社長、以下は末広がりの形。

上に向かうほどメンバーの人数が少なくなり、

下へ行くほどメンバーの人数が多くなります。

 

指示命令系統は上から下へ行き、

物事はトップが決めるトップダウンで

あることが多いです。

 

ネットワーク型はチームが幾つもあり、

それぞれのチームが網目状に繋がっている形です。

各チームに上位下位や序列などはなく、

フラットな繋がりとなります。

 

また、各チームは自律していることも特徴です。

自律しているので各チームは自分達で決めた

指針に沿って仕事をしていきます。

 

中小企業経営者の交流会などに参加して、

僕の仕事がチームビルディングだと分かると、

 

"今の時代はやっぱり、社員が自分で考えて動ける

組織にしないと取り残されていきますよね〜?"

 

みたいなことを聞かれる事があります。

 

なのでヒエラルキー型とネットワーク型の

組織の形の話をして、

 

「どっちの組織の形が社長の理想ですか?」

 

と聞くと、多くの社長がネットワーク型を選びます。

 

確かに「ティール組織」とか「学習する組織」とか、

そーゆー書籍が取り上げられはじめてから、

 

「自律した組織Tueeeeeeee!」

 

みたいな感じありますし、

そっちの方が優れているみたいな

イメージが広まっているのもあります。

 

ただ、自律したチームや組織というのは、

その会社のステージによっては噛み合わない

ということもあるんです。


何度も記事内でお伝えしていますが、

会社というのは永続的に儲けていく

必要があります。

 

存在させていくのであれば、

ずっとお商売で儲けないと、

会社の存在意義がなくなるのです。

 

そういう視点で捉えると、

まずは会社が儲からないと

お話になりません。

 

だとするとトップダウンの

ヒエラルキー型の組織のほうが

効率がいいんです。

 

ヒエラルキー型の組織というのは

短期的な成功にフォーカスを当てていますから。

 

大事なことや会社の方向性はトップが決めて、

それを全員でを共有してゴールを目指す。

 

"1を100に増やす"

ことが得意な形なんです。

 

反対にネットワーク型の場合は

"0から1をつくる"方が得意です。

 

つまり、ネットワーク型がフォーカスするのは

長期的な成功になります。

 

会社としての目標や目的はありますが、

それを達成するための施策などは

チーム毎だったり、チーム同士の連動で

行われていきます。

 

この形の組織にするタイミングは、

会社が儲かり、組織開発を行ったあと。

 

つまり「定義と教育」がしっかりと浸透し、

第2、第3のお商売の柱を立てていく必要がある。

 

そのくらいのステージで初めて有効です。

 

会社がそれを必要とする段階になったら

少しずつ取り入れていけばいいと思います。

 

ちなみに普段はネットワーク型の組織でも、

緊急事態が発生した時などは

暫定的にヒエラルキー型の組織運用を

した方が有効です。

 

緊急事態下ではとにかくスピードが第一。

ある程度の事態を収拾するまでは

トップダウンでガンガン指示を出した方が

スムーズに事が運びます。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。