チームの発達段階と格闘技の修練の共通点 こんにちは。 売上を上げるための ビジネスチームビルディングファシリテーター、 Diceです。(プロフィールはコチラです) 今日はこれから総合格闘技道場へ 稽古をしに行きます。 このブログでちょいちょい書いていますが、 格闘技の練習とチームの発達段階には 共通する点があります。 格闘技は個人競技であるため、 チームビルディングとは無縁に 思われることの方が多いので、 意外に思われることも多いです。 ただ、自分が長く格闘技をやってきて、 それを振り返って考えてみると、 チームの発達段階と同じようなルートを 辿って来ていることが分かります。 今日は格闘技で強くなっていく過程と、 チームの発達段階を結びつけてみましょう。 格闘技は技の練習と実践練習とがあり、 それぞれ分けてやることの方が一般的です。 これは技を知らないところから 技を知る段階を経るために必要です。 ------------------------------------------------ チームビルディングで言うと、 メンバー同士が集まったばかりで、 互いを知ることに相当します。 ここではコミュニケーションの量が 求められるので、「会話」を重視します。 ------------------------------------------------- この段階をクリアすると、 技を「知っている」へと成長します。 次に知っている技をスパーリングで 「やってみる」ことをします。 すると思うように技は使えませんし、 逆に相手にしっちゃかめっちゃかにされます。 この段階では何ができるのか、 何ができないのか、 できるためには何が必要なのか、 といったことが「わかる」へと 成長します。 ------------------------------------------------ チームビルディングに置き換えると、 互いが主張を始める状態です。 主張がぶつかり合うので、 対立や衝突が起こります。 これを繰り返していくと、 パフォーマンスが一時的に 落ち込んでいきます。 ------------------------------------------------ ここで「わかる」と「やってみる」を なんども往復します。 わかったことをやってみて、 そこでわかったことをまた やってみる。 これをずっと繰り返します。 ------------------------------------------------ チームビルディングに当てはめてみると、 ここではコミュニケーションの「質」が 上がって行かないと先に進まないので、 「対話」が重要になります。 ------------------------------------------------ この過程を経ると、習った技が スパーリングなどで「できる」へと 成長します。 今までかけられなかった技がかかり、 相手にかけられていた技から エスケープできたりするので、 やっと自分が闘えていることを 実感できます。 ----------------------------------------------- チームビルディングでみると、 「こういう時はこうする」 「こうなったらこうする」 というような、チーム独自のやり方や、 誰が何をするといった役割ができてきます。 よってチームとしての成功体験が積み上がります。 ----------------------------------------------- スパーリングを数多くこなし、 技の入り方やかけ方を幾度となく 繰り返していくことで、 どんな体制からでも技に 行けるようになります。 この段階まで来ると、 技を囮にして別の技に入るような テクニックも身に付いており、 「当たり前にしている」 状態となっています。 ------------------------------------------- チームビルディングで言うところの 最終到達点となります。 誰が何をするべきかは当たり前に 理解しているので、 チームが動き出せば指示は 必要とされません。 ビジョンも明確で、 成果達成は息をするのと同じ ように考えられています。 -------------------------------------------- ここまで読んでみて、 格闘技はチームと関係ないじゃん? と思った方もいるかも知れません。 確かに一見するとそのように見えますが、 格闘技の練習って1人でできることは かなり限りがあるんです。 つまり、一緒に強くなる 「仲間」がいること。 そして、仲間がいるから 様々な練習ができること。 チームの発達段階も仲間がいるからこそ チームとして発達する事ができます。 結びつかなそうな両者ですが、 1つずつ振り返ってみると、 けっこう共通する点があるものですね。 本日も読んで下さり、 ありがとうございました。