こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

2日続けて大相撲ネタで恐縮です。

相撲好きとしては衝撃のニュースです。

横綱白鵬が引退が決まりました。

 

白鵬は史上3位のスピード、

22歳3ヶ月で横綱昇進。

 

以来、横綱在位84場所。

通算1187勝。

幕内1097勝(うち横綱としては899勝)。

優勝45回。

これらは全て史上1位です。

 

特に今年7月の名古屋場所では

6場所連続休場明けで全勝優勝。

しかも右膝がボロボロという状況。

 

なりふり構わず白星を取りに行く、

そのスタンスに賛否両論ありますが、

間違いなく偉大な記録を打ち立てた

大横綱です。

 

現役時代の白鵬は土俵でガッツポーズしたり、

カチ上げという名の「エルボー」、

張り差しという立合いなど、

「横綱としての品位に欠ける」

と内外から多くの批判に晒されてきました。

 

これだけの批判を毎場所のようにされて、

それでも折れずにここまでの記録を打ち立てる

大横綱にまでなったのは何故でしょうか?

 

それは、白鵬に「ビジョン」が

あったからではないかと僕は思います。

 

ビジョンというのは

 

「想い」

 

とも言い換えられます。

 

「こうなりたい」

「こうありたい」

 

という想いです。

 

己の相撲道と向き合って、

自分はこういう横綱でいるんだ、

という明確なビジョンが

白鵬を大横綱足らしめた

ということです。

 

チームつくりでも同じことが言えて、

「自分たちはこんなチームになりたい」

というビジョンが共有されていると、

チームビルディングが早く進みます。

 

ただし、ビジョンの共有が難しい。

 

人は人と違います。

 

ビジョンを共有するといっても、

言葉としての共有はできても、

ありありとイメージするには

抽象度が高過ぎるからです。

 

抽象度が高いということは、

人それぞれの解釈の度合いや

ビジョンに対する解像度が

違ってきます。

 

ビジョンはあるけど実現に

至っていないというのは、

皆それぞれの解釈でビジョンを

捉えているから起こります。

 

高い精度でビジョンを共有するには、

メンバー全員でビジョンつくりを行い、

更にビジョンを実現するための

行動指針も皆でつくることです。

 

「こうなりたい」

「こうありたい」

 

の次に、

 

「なりたい姿になるために」

「有りたい姿になるために」

 

メンバーそれぞれに

どのような行動が必要か。

 

これを決めていきます。

 

この時に意識して欲しいのが、

「嬉しい」とか「楽しい」を

中心に決めていく事です。

 

行動指針というと、

否定形で決めていきがちです。

 

それを肯定形にしていきます。

 

「〜をするべからず」よりも、

「〜してみよう」という感じです。

 

人は否定形や禁止形で示されると

自己防衛本能が働いてしまい、

反発しやすくなるからです。

 

せっかくビジョンをつくったのなら、

ビジョン実現のための行動も

起こしやすく、継続しやすい形の方が

メンバーも気持ちよく実行できますよ。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。