更新が遅れ、過去に遡っています。
辛い内容が含まれますので、妊婦さんや同じような境遇の方は気を付けてください。
前回の話のつづきです。
旦那との電話を終え、赤ちゃんを諦めるという選択になった私たち。
でも、この旦那からの電話で、私は決意することができたのです。
旦那からの「赤ちゃんを諦めよう」という電話・・・
親として最低最悪の決断かもしれない。
でも、何にも考えていないと思っていた旦那が、
あんなにも泣くほど家族のことを考えて辛い決断をしてくれた。
それが本当に嬉しかった。
私は旦那のことを侮っていた。
ちゃんと家族のこと、考えて発言してくれていた。
私はどこかで、一人で育てないといけないと思っていたんだ。
この人となら、家族のためにたくさん考えてくれるこの人となら、
どんな子だって育てられるかもしれない。
絶対におろすなんてしたくない。
今元気に動いているお腹の子たちをあきらめたくない。
やっと、自分の意思がはっきりとしたのです。。。
そしてこの時、少し前に旦那がつけてくれていた双子の名前を思い出しました。
叶翔(かなと)&昊空(そら)
素敵な名前だねって言ってたんです。
こんな素敵な名前つけておいて、「叶」なんて漢字使っておいて、
親の私たちがおろすなんて選択、できるわけない。
頑張ろう。大丈夫。きっと叶う。この子たちは絶対強い。
頑張って23週まで赤ちゃんがいてくれたら、旭川の病院に転院しよう。
ずっと声をかけられずにいたお腹の子たちに、
「大丈夫、大丈夫」と声をかけながら、朝がくるのを待ちました。
旦那と二人で話したくて、
先生がくる8時半の10分前に旦那を病室に入れてもらいました。
私 「昨日、辛い決断をしてくれたけど…
やっぱり、おろすなんてできない。頑張りたい。
だから、一緒に育ててほしい、いいかな?
覚悟できるのが遅くなってごめんね。」
旦那はただただ泣きながら、頷いてくれました。
「どんな障害があっても育てていく覚悟」がやっとできたのです。