更新が遅れ、過去に遡っています。
辛い内容が含まれますので、妊婦さんや同じような境遇の方は気を付けてください。
点滴を減らして副反応から解放され、自分を取り戻していくのと同時に、
増えていくお腹の張り。
赤ちゃんには申し訳ないけど、今私にできることは、「きちんと産んであげること」。
過去のトラウマから無痛分娩の病院を選択し、双子とわかってからは絶対に帝王切開で!と言っていたけれど、せめて赤ちゃんのタイミングで産もう。
助産師さんがちょくちょく見に来てくれて、5分間隔で痛みがついたら分娩台に移動しましょうと。
もうすぐ双子とお別れしなければいけないという事と、もうすぐ恐れていた陣痛がくる(しかも双子だから二回くる)と思いながら、陣痛が激しくなっていくのを待ちました。
そういえば、不安や痛みで何日もほとんど眠っていない。
ご飯も何日も食べていない。
こんなんで陣痛に耐えれるかな・・・?
本陣痛の前に少しだけ仮眠しないと体力もたないかも。
そう思って瞼を閉じて、なんと3時間くらい経過したのでした。
まさかの、、、陣痛が遠のきました・・・!
え????どうゆうこと?????
お腹痛くない・・・・・!!!
奇跡・・・!!?????
これって・・・・・
希望を持ってもいいってことなの・・・・・・・・・?
そのままなんと朝を迎えました。
昨日とは全く違う朝。
体の副反応も少ないのに、お腹の張りもほとんどない!
なのに、赤ちゃんも元気!!!
しばらく私は、昨日と同じ部屋に居るということに気づいていないくらいでした。
部屋の広さや明るさ、何もかも違う景色に見えて、なんだかもう一度、頑張れる気持ちになっていました
昨日までは、点滴ももうMAXであげられない。手術もできない。
ほんの少し動くとお腹が張って痛い。薬の副反応で意識朦朧。
だったけど、
点滴を下げたことで、また上げる選択肢ができた。手術もできるのでは・・・?
お腹の張りも収まって、薬の副反応も減った。
ただし、子宮口は開いているけれど・・・
もしかしたら、元気な双子に会える日がくるのかもしれないと、
ほんの少しだけ希望を持ってもいいのかと、考えていました。
しかし、希望を持てていたのは束の間で、この後出勤してきた先生との話に愕然とし、心揺さぶられる一日になります。
今思えば、この一日は私にとって、弱い私が自分でしっかりと考えて決断するための、赤ちゃんが最後にくれた時間だったのだと思います。