更新が遅れ、過去に遡っています。

 

注意辛い内容が含まれますので、妊婦さんや同じような境遇の方は気を付けてください。

 

 

 

 

 

 

新幹線後ろ新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線前

21w0d・・・出血があり、子宮頸管3ミリ、子宮口2センチ開、卵胞が少し出ている。点滴開始&尿管カテーテルを入れて絶対安静で分娩台で過ごす。

 

21w1d・・・翌日マクドナルド手術を受ける予定が、陣痛がきてしまい、点滴でなんとか陣痛無理矢理止めるも、手術は不可能だろう状態に。

 

21w2d・・・度重なる不安な出来事に心がついていかず、点滴開始から24時間もしないうちに6A20のMAX量になり、それでも止まらない陣痛を止めるために、更に強いマグセント投入。

薬の副反応により、体までおかしくなり、心も体も壊れる。

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やっと朝が来て、朝一でマクドナルド手術の予定だったけれど、

手術できる条件の一つが「お腹の張りがないこと」だったため、もう無理だなと絶望しつつ、旦那に連絡しました。

 

手術するかは8時過ぎに先生方でカンファレンスするらしく、

念のため旦那は手術になったときのために病院に来ました。

 

 

私の状態を見て、「どこかで線引きが必要だと思う」と言う旦那。

 

 

その言葉を聞いて、赤ちゃんを諦めないといけないかもしれないという思いと同時に、

ホッとした自分がいることに気づき、情けなくて涙が止まりませんでした。

 

 

8時半、先生が病室にきました。

 

 

やはり今の状態で手術をしたら、陣痛がきてしまうリスクが高いため、

手術は中止せざるを得ないということでした。

 

 

子宮口がすでに開き胎胞が出てきている私にとって、

手術は最後の砦のようなものだったので、もう希望が見えませんでしたぐすん

 

 

更に・・・

今いる病院はNICUがあるものの、対応できるのは28週からで(できれば双子だと30週から)、ましてや赤ちゃんの成長が遅れている私は28週でも怪しいと・・・

 

 

そして・・・

通常だと23週から救急搬送して受け入れてくれている病院が、

コロナの影響で満床のため、受け入れを拒否されたとの情報が・・・

 

 

ここにきてまたコロナの影響が・・・ショボーン

 

 

北海道中の病院に確認し、唯一受け入れてくれる病院が、

もしも23週までもてば旭川にあるが、救急車でも2時間はかかるため、

今の私の体の状態だとそこまでもたないから運べないと・・・

 

 

どう考えても、子宮口が開いているのに手術できなくて、すでに一度陣痛がきていて、薬の副作用で意識が朦朧として食事どころか水も取れない状態で、あと2ヶ月なんてもつわけがない・・・

 

1日どころか1時間が長くて長くて絶望していて、「助けてほしい」、「もう解放してほしい」と言ってしまいそうで。

 

でもその言葉と引き換えに、お腹でまだ元気に生きている2人の命がなくなるのかと思うと、とても言葉にはできなくて、ただただ涙が止まらず、何も言えませんでした。

 

 

旦那は、私の体がもつなら、諦めたくないと言っていました。

 

 

それを聞いて、更になにも言えず、頑張るしかないんだと思えば思うほど、涙は溢れるし体は震えていきました。

 

 

心も体も限界の私をみて、代わる代わる助産師さんが励ましにきてくれました。

 

皆、目にいっぱい涙を溜めていて、鼻をすすりながら、私を一人にしないように業務が忙しい中ついていてくれました。

 

「どんな選択をしても、誰も責めないよ。」

 

「もうとっくに限界超えてるよ。」

 

「”体がもつなら”って、こんな状態”もってる”って言わないよ。」

 

「見ているのが辛いよ」

 

「助けてあげたいのに何もしてあげられない、ごめんなさい。」

 

そんな風に言いながら皆泣いていて、

 

「本当は、一言が言えないだけなんでない?」と。

 

「だって、だって、私のたった一言で赤ちゃんの命を左右してしまう・・・怖くて言えない・・・」

 

そう言ったすぐあとに、カラッカラの口の中を濡らす程度に含んだお茶で、洗面器いっぱいに吐いてしまいました。

 

ベテランの助産師さんも、ここまで酷い副反応が出ている人を見たことがないと言っていて、

もう一度先生と相談して、旦那さん呼ぶね。と、再度旦那を呼ぶことになりました。

 

 

夕方、先生と旦那がまた、病室にきました。

 

先生が提案してくれました。

 

「今の〇〇さんの体の状態では、もう限界だと思います。

急に色々なことが起こって心もついていってないのに、体も限界で、考えることがもうできていないから、一度点滴を減らして、体だけでも少し楽にしてあげるのはどうですか?

もちろん、点滴を減らすことで、陣痛がきてしまう可能性はかなり高いし、その時は助けられません。

でも今の状態を続けても助かる可能性は綱渡りの状態でかなり低いです。」

 

ちゃんとは覚えてませんが、こんなようなことを言っていました。

 

 

旦那は多分、諦めたくはないけど、母体を優先でいいと言ったと思います。

 

 

私はただ、「ごめんね。ごめんね・・・」と謝ることしかできませんでした。

 

 

点滴を減らすことで、確実に陣痛がきてしまうことを、自分の体だから悟っていました。

 

 

この後、マグセントの点滴を抜いて、ウテメリンの点滴もMAXから半分くらいまで減らしました。

 

マグセントを抜いた瞬間、腕の血管痛から解放され、少しすると体がかなり楽になりました。

 

 

そして副反応が楽になるのと引き換えに、お腹の張りがどんどん強くなり、陣痛待ちの状態になっていくのです。