渋川市赤城歴史資料館で3月中旬から始まった津久田人形櫻座の企画展も、6月末日までとなりました。先日、地元の上毛新聞が紹介してくれましたが、今回、初めて公開する奉納大絵馬(明治35年)は明治時代の隆盛を示す貴重な資料だと思います。よくまとまった図録も200円で販売していますので、良かったらお求めください。

 

 

 

 

 

 

 

6月8日(土)、渋川市北橘第一自治会の「いきいきサロン」に招待いただいて、今年度最初の公演「絵本太功記十段目 尼ヶ崎の段」を見ていただきました。お年寄りばかりでなく、若いお母さんに連れられた小学生が何人も参加してくれました。人形芝居の場面は難しかったようですが、人形の操作体験はとても喜んでくれました。

この日は、仕事で本当に急に参加できない座員が出てしまい、ちょっとヒヤヒヤしましたがメンバーの協力で無事に乗り切れました。やっぱり、長く続けているたまものだと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

だいぶ報告が遅くなりましたが、4月20日に本年度の総会がありました。
・本年度も10月12日に人形舞台で公演を行う。

・2011年の東日本大震災の折に破損した八幡宮境内の浄瑠璃碑の修復。

・昨年の300年祭で一部破れてしまった舞台大幕を新調する。

・本年度の公演を以下のとおり行う。

 北橘町八崎第一自治会(6/8)、渋川北中学校(6/27)

 県立前橋青陵高校(11月)、渋川市赤城北中学校(11月)

 津久田小学校(12月)、古典の日公演・利根沼田文化会館(2025.1.19)

総会後、昨年の300年祭の慰労会が延び延びになっていたのですが、簡単な食事会をしました。

何時ものように、委員長さん手打ちのおいしいお蕎麦もいただきました。

今年も、かなり忙しくなりそうですが頑張りたいと思います。

 

 

 

昨年、生誕300年を迎えた津久田人形は、江戸時代の活動の記録が古文書として残るとともに明治時代の隆盛を語る記念物が二つあります。一つは、明治35年に八幡宮に奉納された大絵馬。二つ目は、明治37年に建立された竹本音羽太夫の教訓を刻んだ浄瑠璃碑です。

しかし、この碑は2011年の東日本大震災の際に台座が割れて破損したままになっていました。そこで、生誕300年祭と「街・ひと・建築大賞」受賞を契機に修復することになりました。

ここで問題が一つ。台座に刻まれた人名も、そのまま復元したいと考えているのですが一人だけ名前が完全には読めないでいます。

 

 

 

 

 

真ん中の「竹本〇川齋」の文字が読めません・・・

 

 

3月14日から6月30日まで渋川市赤城歴史資料館で開催される「津久田人形芝居櫻座 ~生誕300年、そして未来へ~」の飾りつけが行なわれました。市文化財保護課と歴史資料館の職員、津久田人形の役員、総勢8人で3時間かかりましたが、見ごたえのある展示になったと思っています。会場に飾り切れない分は玄関を入ったところにも掲示してありますので、お見逃しなく。図録もできていて、なんと200円と超お買い得だと思います。

なお、開館時間は、3月一杯は午前9時~午後5時まで。4月以降は、午前10時~午後4時になる予定です。

 

 

 

 

 

表記の企画展が、2024年3月14日から6月30日まで開催されます。津久田人形芝居の300年の歴史を示す古文書(2通)、その間の活動や隆盛を示す資料(大絵馬など)、人形のかしら・衣装、300年祭の写真などを展示します。また、充実した図録も刊行されます。(表紙を入れて20p、カラー、たぶん300円)関心のある方は、ぜひお出で下さい。

※開館時間は変更になることがありますので、市のホームページでご確認ください。。