つくばベースボールクラブ活動日記 -2ページ目

つくばベースボールクラブ活動日記

私たちは野球の普及モデル構築を目指します。
そして子どもたちの人生が豊かなものになるために子どもたちが失敗を恐れず、思い切ってチャレンジできる環境づくりに取り組んでいます。


お疲れ様です。


「スポーツがもたらす1番の果実を子どもが受け取り損ねてはいないか。」


スポーツを通じて子どもたちが得るべきものは何でしょう。大人が自分のために別の果実を得ようとする結果、犠牲になるのは子どもです。


大人(指導者や保護者)は子どもたちを使って自己の欲求を満たすことはやめなければなりません。




子どもたちの身体的成長が完成に近づくのは、高校卒業後。(個人差がありますが)

その子の成長に合わせて、ゆっくり見守っていきましょう。


お疲れ様です。

ブログの発信を終了していましたが、
不定期ではありますがクラブとして発信したい内容をこのブログにてお知らせしていきたいと思います。
日々の活動の様子はInstagramにてお知らせしますので、よろしくお願いします。

【子どもの自立について】
毎年中学1年生の成長を見ていると半年ほどで「中学生らしくなってきた」と感じます。現中学1年生も夏休みの遠征合宿を機に大きな成長を見せてくれています。

「自分はどうしたいのか。」

なぜ、何のために、誰のために野球をやっているのかなども考えるでしょう。


自分で興味を抱いた
友達がやっているからなんとなく
人数合わせで参加してから
保護者や家族の薦め
保護者の期待に応えるため

野球をはじめたきっかけはそれぞれで、
意外な内容であることも多いでしょう。

しかしながらその後どんな風に野球(スポーツ)に取り組んできたかでその後は大きく異なってきます。


怒られないために
親の期待に応えるために
失敗しないために


このような感情でスポーツをしている子どもは指導者や保護者(大人)の視線ばかり気にしています。
また人からどう評価されているかどうかを気にしていることも多いです。試合に出たくないという子もいます。


これは保護者も同様ではないでしょうか。
他のチームとの比較、他の選手との比較。
大切なのは子ども自身がどう向き合っているか。
試合帰りの車内でのプレーへのダメ出しや、
家での指導について良い感情を抱いている子どもは
ほとんどいません。

これは指導者自身にも常に言い聞かせることですが、自分の思い通りにならないことにイライラし、怒り、感情を子どもにぶつけていないでしょうか。子どもは大人の操り人形ではなく、自分自身ではありません。

小学生、中学生の時期にこのような扱いを受けてきた子どもは早ければ中学生の途中、または高校に上がる際に「野球を辞めれば解放される」という理由で自ら野球から離れる選択をします。

子どもは自分自身で自立に向けて進み始める一方、邪魔しているのは指導者、保護者含め周りの大人ではないでしょうか。

どんな子どもに成長してほしいでしょうか。
親の期待に応えてくれる人間でしょうか。

自ら考えて自分自身で強く生きていける人間でしょうか。

野球が生活そのものではありません。
生活を豊かにするスポーツとして取り組むことが重要です。

自己肯定感について


https://news.yahoo.co.jp/articles/c147a995c92509ffbe47a800e8a522d908001eff


「子どもたちのために」
「子どもたちが主役で」

何か変えなければならないと思い、クラブを変え始めて6年半の月日が経とうとしています。

このblogはその経過を残そうと2017年1月からスタートしたものですが、今回の投稿で、このblogの役目を終わりにしたいと思います。

長い間ありがとうございました。



さて、クラブの変革自体ですがこれはすぐに変わっていった!という訳ではありません。少しずつ年月をかけて「子どもたち主体で活動するクラブ」へと変わってきました。

実は自分自身が変わることが最も難しかったことで、(今でもまだまだ奮闘中ですが)なかなか変われないことを自分自身で長らく痛感していました。

そんな時に助けてくれたのはOBコーチたちであり、彼らの助言により自身にブレーキをかけたり、時にはフォローしてもらったりとチームはゆっくりと変わってきました。


「誰かにやらされる野球」
「怒られないためにやる野球」
「誰かと比べられることを気にする野球」

この状況を抜け出した子どもたちの変化や成長には
目を見張るものがありました。

特に印象的なこと。それはずっと補欠だった子どもたちが公式戦にスタメンで出場することによって様々な変化が見れたことです。正直驚きの連続でした。

公式戦でミスをして自分のプレーに責任を感じる。
そして試合のプレーを成功させるために練習に取り組む。試合に使ってもらうために指導者にアピールしたり家で練習をやらされるのではなく、目標に向かって意欲的に取り組むことが大切なのだと再認識できました。

このような理念や考えをもとに活動し、特にOBコーチたちの頑張りのおかげでクラブに入ってきてくれる子どもたちも増えてきて現在に至ります。


2010年にスタートしたつくばベースボールクラブの活動ではあらゆる工夫により野球界を微力ながら変えようと試みてきました。

法人格の取得
保護者の負担の軽減
保護者購入物なし
お弁当・送迎バスの導入
観戦のルール等の整備
低反発バットの導入
球数制限
練習時間の短縮
PFFLへの参加
グラウンド開放事業
つくばフューチャーズの活動
公式戦出場を求めての新たなチームの立ち上げ


様々な取り組みを講じてきましたが5.6年前とは異なり「子どもたちのために」という取り組みはあらゆるところで見られるようになってきたことは皆さん感じていらっしゃると思います。


そして今、一周回って考えることは

本当に子どもたちのためになっているのか?
本当に子どもたちの未来のためになることとは何なのか。

当然、野球はあくまでも子どもたちが好きで選択したスポーツでしかなく生活そのものではありません。

大人の都合によって子どもたちを商品のように扱ったり酷使をしたり、過度な罵声や暴力による支配は論外であり、そのことで未来が制限され壊れてしまうことはあってはならないことです。

大人による「スポーツ漬け」にはその要素が大いに含まれているといっても過言ではありません。

スポーツに対して子どもたちがどのように取り組んでいくべきなのか。大人はどのような環境を準備する必要があるのか。子どもたちにとって何が必要なのかを見極め、次の段階に進むべきではないかと考えています。

子どもたちに必要なものは時代の変化と共に当然変わっていきます。その変化や流れを察知し、自身の変化を恐れずにチャレンジしていきたいと思います。

今後ともつくばベースボールクラブの活動を宜しくお願い致します。
































8/1


東京サマーランドに行ってきました。

中学2年生と3年生の希望者で参加。

9時から17時まで遊んできました。

※8/8は1年生と行ってきます。


遊ぶときは遊ぶ。








子どもの頃から土日は終日野球。

これが当たり前だと思っていましたし、高校までは苦とも思わずに野球をしていた記憶があります。


社会人になって土日の使い方が分からず、少し困惑したのを記憶しています。結局野球を観戦しに行くこともしばしば。大人になってから色々なことをやってみたいと思うようになりました。このように考えるようにになるには時間がかかりましたが。


好きなスポーツをとことんやることももちろん素晴らしく、凄いことだと思いますが、スポーツは生活そのものではなく生活に寄り添うもの。余暇としての位置付けです。


子どもたちには1つのことにとらわれすぎず、様々なことに目を向けてほしい。まして野球を誰かにやらされている場合は特にそう思います。







帰りのバスでも元気いっぱい。

中学生のエネルギーは無限ですね。


楽しめましたでしょうか。

お疲れ様でした。




久しぶりのブログ更新です。


いったい誰のためのスポーツなのか


指導者のため

保護者のため

スポンサーのため

自分のため


これは何度も書いてきましたが、常に考えさせられます。指導に携わりながらも常に葛藤している事項です。


理想を追い求めるときりがありませんが、子どもたちのためにバランスがとれたスポーツ環境を整備したいものです。


一方、子どもたち


少子化による環境が子どもたちの自立していく過程に大きな影響が出ていると感じます。子どもに対して大人の数が圧倒的に多いため、放っておかれることがない状況でしょうか。


子どもはわからなければすぐに大人にやってもらおうとする。学校も含め、大人は我慢できずに先回り。色々とやってしまう。(この点はとても難しいところで、いつも加減具合を考えます。そしていつも反省する点です。)


基本的に「大人に何でもやってもらって当たり前」の状況が、彼らが自らチャレンジする機会を奪っているように感じます。



現場指導において


「あそこのチーム(学校)は全然教えてもらえない」という声を聞くことがあります。


自身も高校に行けば、大学に行けば‥専門的に教えてもらえる。正解を教えてもらえる。このような基本的受け身な姿勢で考えていました。

結論どこに行っても正解は教えてもらうものではありませんでしたし、上達を感じたのは自分で考え始めてからでした。


※野球の基本的な動き(基礎)やセオリー等はあります。その点はチームで指導していきます。しかし個人のスキルについては他人から身につけさせられるものではありません。



結果


自分の正解は自身の中にしかない

100人いれば100通り

スキルはルールの変更や道具の変化に伴って変化していく

だからその都度試行錯誤していくもの


自分で試行錯誤することが面白く、また難しいこと。

指導者はその運動に共感しつつ、アドバイスを求められたらサポートするものです。


自ら感じ、考え、行動する習慣を少しずつ身につけていってほしいものです。環境や人のせいにしていてはいつまで経っても前には進めません。


克己。

まずは弱い自分に負けない強い気持ちが大切です。