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コスメ用の小さい乳鉢と乳棒があれば、それを使うのが理想ですが
なければ紙コップなどの使い捨てができる容器に入れ、ヘラでしっかり混ぜるのでも大丈夫です。
できれば、オイルと顔料が完全に滑らかになるまで念入りに擦り混ぜましょう。
擦り混ぜが不十分だと、時間がたったときに乳鉢の中で顔料の粒がオイルから浮き出てしまいます。
その状態で色づけをすると、石けんタネの中に顔料がダマになって現れることがあるのです。
その5 *1回だけで色づけを完成させようとしない
顔料をオイルに溶かす利点は、石けんタネに混ぜたときにダマになりにくいことと、量が調節しやすくなることです。
そのため、溶かした顔料を容器から直に石けんタネに流し込み、たった1度だけで色づけを済ませようとするのはNGです。
ヘラを容器に入れて顔料を少量すくいとり、石けんタネにまぜたら色合いを確認します。
それで、薄いなと思ったら、同じようにヘラで顔料をすくって好みの濃さになるまで繰り返せば良いのです。
色を混ぜるときには、容器の底からしっかりすみずみまで、「これでもか!」 というほど
かき混ぜて色をなじませましょう。
少々手順は面倒かも知れませんが、トレースの出た石けんタネは色が混ざりにくく、混ぜ方が甘いと白いままのタネが端に残ってしまうので、色を均一にしたいときにはここは押さえておく必要があります。
ただ、これを逆手に取ったデザイン方法として有名なのが「マーブル模様」でもあります。
どんな方法でも、知っていて使えるのと知らないままでやるのとでは、まったく価値が変わってくるのです
おまけ *カラージェルはそのまま入れてもいい?
顔料をオイルに溶かす手間を省いたアイテムとして、リキッドタイプのカラージェルも売られています。
これらは一滴ずつ入れられるので、パウダー状の顔料よりは調節しやすいと思います。
ただ、微妙に色を混合して新しい色を作りたいとか、
一滴ぶんでどれだけの濃さになるか見当が付かなくて不安な場合などは、
これらもいったん乳鉢などの容器に滴下して、ヘラで少しずつ着色していくのが安心かなと思います。
石けん作り初心者さんも、いままで色付けに悩んでいた方も、
以上のポイントをしっかり押さえて、思い通りの色付けを楽しみましょう
雑誌にて あとりえMAYUCO を紹介していただきました♡
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