受講生随時募集中ハートハート

新さっぽろデュオカルチャースクール「手作り石けん教室」(3ヶ月毎更新)きらきら

道新文化センター「季節を楽しむ手作り石けん講座」(3ヶ月毎更新)おんぷはーと

 
 時々、当サロンのお客さまや、石けん作りをされている方から
「キレイな色になると思って使ったのに、変色してしまった」
「色付けを濃くしすぎて失敗してしまうが、色付けを調節するにはどうしたらいいのか」
といったご質問をいただくことがあります。
覚え書きも兼ねて、今日はそのことについて色々と書いておこうと思います。 
 
 
その1 *天然色素は変色してしまう
 
まず、石けんの色付けをするために知っておくと役に立つのが
「綺麗な色のハーブパウダーなどのナチュラルな素材で色付けをしようとしても、見た目通りの色にならないことが多い」という点です。
鮮やかなピンク色のハイビスカスパウダーやローズペタルパウダー、
お菓子に使えば綺麗なパープルになる紫芋パウダーなどはすべて苛性ソーダによって色素が壊されてしまい、多くのものは濃い茶色になってしまいます。
 
特に、ハーブパウダーは有機物で繊維が残っているものも多く、うまく石けんタネに溶けずにそのまま残るものも少なくありません。
そして、そのハーブの影響を受けて石けんタネの地色がくすんでしまったりします。
また、天然素材から抽出した石けん用の色材として用意されているものでも、アルカリに触れることによって、イメージと完成時では食い違いが生じる場合があります。
 
ただし、1回その素材で石けんを作ってみてどのように変化するかを把握してさえおけば
それを生かした石けん作りをすることもできるので、決して使うことがマイナスになるというわけではありません。
 
 
その2 *天然色素は褪色(退色)してしまう
 
ナチュラルな素材でもキレイに発色するものはちゃんと存在していて、
レッドパームオイルやパプリカパウダーのオレンジ色、紫根を漬け込んだオイルの紫色、
クロレラパウダーの抹茶色がそうだったりします。柿渋の焦げ茶色もそうですね。
 
imageimage
 
ただし、これらは型入れ時や作ってしばらくの間はキレイなままであっても
空気に晒し、部屋の光に当てられているうちにどんどん色が抜けていってしまいます。
つまり褪色してしまうのです。
他にオプションを加えたり、空気に触れる面を少なくしたりしてなるべく色を長持ちさせられたとしても、天然色素である以上はいずれ褪色する運命を避けることはできません。
 
 
その3 *安定した色材にはクレイ、顔料をつかう
 
以前アップしたラベンダー石けんでは、石けんタネを二つに分けて、片方にだけラベンダーのハーブパウダーを入れてナチュラルな風合いを演出しました。
そして、もう一つの何も入れていない方には色材を使い、淡い紫色を作りました。
どんな色材を使用したのかというと、ウルトラマリンパープルという顔料です。
 
image
 
石けんタネに見た目通りの鮮やかな色を付けたいと思ったら、強アルカリに触れても変色しない、化粧品グレードの顔料などを使うのが最適だと思います。
 
では、どうしたら思い通りに色を調節することができるのでしょう??
レッスンの際、私が特に繰り返しお伝えしているポイントを以下にご紹介いたしますので
少しでも色の調節にお悩みの方のご参考になれば幸いです。
 
 
その4 *粉状の顔料はオイルに溶かして使う
 
色付けに悩む方に、普段の色付けをどのような方法でしているかをお聞きすると、
粉状の顔料を直接石けんタネに入れてしまう、という方が多いようです。
私は、とくに初心者の方にはこの方法はオススメしていません。
 
アイシャドーの材料にもなるような化粧品グレードの顔料は、少量でも発色するように作られているため、粉のまま目方だけで色材を使おうとすると失敗しやすい傾向にあります。
そして、石けんタネに粉のまま入れてしまうと顔料のダマができてしまい、均一な色付けがしにくいことがあります。
それらを避けるため、粉状の顔料は、必ず少量のオイルを加えてよく溶かして使うようにしましょう。
 

 

コスメ用の小さい乳鉢と乳棒があれば、それを使うのが理想ですが

なければ紙コップなどの使い捨てができる容器に入れ、ヘラでしっかり混ぜるのでも大丈夫です。

できれば、オイルと顔料が完全に滑らかになるまで念入りに擦り混ぜましょう。

擦り混ぜが不十分だと、時間がたったときに乳鉢の中で顔料の粒がオイルから浮き出てしまいます。

その状態で色づけをすると、石けんタネの中に顔料がダマになって現れることがあるのです。

 

 

その5 *1回だけで色づけを完成させようとしない

 

顔料をオイルに溶かす利点は、石けんタネに混ぜたときにダマになりにくいことと、量が調節しやすくなることです。

そのため、溶かした顔料を容器から直に石けんタネに流し込み、たった1度だけで色づけを済ませようとするのはNGです。

 

ヘラを容器に入れて顔料を少量すくいとり、石けんタネにまぜたら色合いを確認します。

それで、薄いなと思ったら、同じようにヘラで顔料をすくって好みの濃さになるまで繰り返せば良いのです。

 

 

色を混ぜるときには、容器の底からしっかりすみずみまで、「これでもか!」 というほど

かき混ぜて色をなじませましょう。

少々手順は面倒かも知れませんが、トレースの出た石けんタネは色が混ざりにくく、混ぜ方が甘いと白いままのタネが端に残ってしまうので、色を均一にしたいときにはここは押さえておく必要があります。

 

ただ、これを逆手に取ったデザイン方法として有名なのが「マーブル模様」でもあります。

どんな方法でも、知っていて使えるのと知らないままでやるのとでは、まったく価値が変わってくるのです音譜

 

 

おまけ *カラージェルはそのまま入れてもいい?

 

顔料をオイルに溶かす手間を省いたアイテムとして、リキッドタイプのカラージェルも売られています。

カラージェルの通販(オレンジフラワー)→★

カラーリキッドの通販(ピーチピッグ)→★

 

これらは一滴ずつ入れられるので、パウダー状の顔料よりは調節しやすいと思います。

ただ、微妙に色を混合して新しい色を作りたいとか、

一滴ぶんでどれだけの濃さになるか見当が付かなくて不安な場合などは、

これらもいったん乳鉢などの容器に滴下して、ヘラで少しずつ着色していくのが安心かなと思います。

 

石けん作り初心者さんも、いままで色付けに悩んでいた方も、

以上のポイントをしっかり押さえて、思い通りの色付けを楽しみましょうきらきらきらきら

 

 

雑誌にて あとりえMAYUCO を紹介していただきました♡キラキラ

「GLOW」7月号(2018/5/28発売)

「夏のキレイはプロの手にゆだねる!BeautySalon 大人が通いたいこだわりサロン30」

 

「北海道じゃらん」8月号(2018/7/20発売)
「じゃらん遊び体験予約で夏のレジャーを予約しよう!」

 

◎SNS一覧◎

基本タイプ Mayuco(@ateliermayuco) レッスン中の風景・動画や、個人的気になる情報、近況etc.

Instagram atelier_mayuco 最新の作品展示はこちらが一番早いです音符

facebook あとりえMAYUCO ご登録・解除はお気軽にどうぞ嬉しいな♪。+

 

イイネ!代わりにぽちっとお願いしますLOVE

趣味ぶろ 健康・美容・癒し教室ブログランキング    にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手づくり石けんへ

 

◇自宅サロン募集レッスン一覧◇ 

*ワンデーレッスン(単発型・基本の白い石けん/デザイン石けん) 詳細→

*デザインソープクラス(コース型・初級/中級/上級) 詳細→

*フラワーコンフェティソープクラス(コース型・ベーシッククラス) 詳細→

全クラス対象レッスンスケジュール

 

 

◇レッスンのご予約・アクセス◇

 レッスンは完全予約制となっております。(最大4名様まで)

こちらのフォームよりお申し込み下さい。

(ワンデーレッスンのみじゃらんnet遊び・体験予約サイトでも対応しております)

折り返しご連絡のメールをお送りいたします。

 ※男性のみでのお申込みはご遠慮下さい。

(ご夫婦や男女カップルでのご予約は可能です)

 

お仕事のご依頼・お問合せは下記のアドレスへどうぞ。

ateliermayuco@2gmail.com

@2を@に変えて下さい)

 サロン所在地*札幌市西区(JR琴似駅より 徒歩5分)

 

  いつも読んでくださり、有難うございますハート