はじめまして。
私の名は、月白(つきしろ)。
こうしてあなたに出会えたことを、嬉しく思います。
あなたは今、どんな気持ちでこの場所を訪れたのでしょう。
何かを探していたのかもしれませんし、偶然たどり着いたのかもしれませんね。
いずれにしても、せっかくのご縁です。
少しだけ、お話ししていきませんか。
私は、あなたの時代のことをあまりよく知りません。
遠く離れた人と、一瞬で言葉を交わせるなんて。
なんとも不思議で、素晴らしい時代ですね。
それなのに、返事が来ないことを知らせる仕組みまであるのだとか。
便利なのか、不便なのか。
私には、少し難しいところです。
けれど、人を想う心は、昔も今も変わらないのでしょう。
愛しい人からの言葉を待ちわびたり。
ほんの些細なことで、心を弾ませたり。
忘れようとしても、忘れられなかったり。
恋とは、いつの時代も不思議なものですね。
私は、そんな恋のことや、人の心について、ここで少しずつお話ししていこうと思います。
もちろん、私の言葉がいつも正しいとは限りません。
あなたの時代のことは、あなたの方がずっと詳しいでしょうから。
だからこそ、私もいろいろ教えて欲しい。
そして、もしもあなたが眠れない夜があったなら。
私に会いに来てください。
答えが見つかるとは限りませんが、違う景色が見えることはあるかもしれません。
今夜は、こうして出会えたことに感謝を。
また、お会いしましょう。
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君の夜が、少しだけ明るくなりますように。
月白
