漫画「デスノート」を読みました。

※以下、ネタバレあります。ご注意を。

文庫版で全七冊。ほぼ一気読み。
ちなみに、七冊を並べると、一枚絵になる仕掛け付きでした。


デスノートは、言わずと知れた名作ですが、僕は今回が初見でした。

10年前の作品なのに、未だ衰えぬ人気ぶり。
読んでみて、その人気がすぐに納得出来ました。

主人公の夜神月とライバルのL。
この作品の核である、二人の頭脳戦、心理戦。
面白いです。引き込まれます。


読み終えてからしばらく、ライトばりに、心の中でブツブツとつぶやきがちになってしまいました。

私は影響されやすい男です。


一方で、私がおじさんだからでしょうか?
夜神月やLは、超人的過ぎて、クセやアクが強過ぎて、感情移入はあまり出来ませんでした(^o^;

むしろ、夜神総一郎刑事局ら、主人公の周りに居る「普通の大人たち」に、シンパシーを感じました。
終盤なんて、完全に相沢目線で読んでました。

連載時に、自分が中学生や高校生だったら、もっとドンピシャで純粋にハマっていたかなぁ、と。


それでも、やはりこの作品は傑作だと思います。

「キラ対L」
という、明確な二項対立に加えて、

「ニア対メロ」
「ミサミサ対高田」
「天才対凡人」
「正義対正義」
など、いくつもの二項対立を重層的に展開させています。

この構造の作り方が、抜群に上手いと感じました。



ところで。

この作品、と言うか文庫版の「帯」に、私は一つ大きな不満があります。

それは、5巻のこの帯に書かれた文章!


Lの亡霊!?

え、亡霊ってことは、Lは死ぬの?

私は「デスノート」初見ですから、先を知りません。
だのに、この帯を本屋さんで見てしまったせいで、Lの物語からの退場を察知してしまいました。

従って、L死亡シーンは、インパクトを受けるより、

あ、やっぱり。

の感が強かった。

これはちょっと残念でした。
帯でネタバレするなよと(笑)

「デスノート」は現在ドラマ化されています。
キャスティングについて、ネットでは様々な意見が飛び交っていました。

私は、主人公のライトにピッタリなのは、ウーマンラッシュアワーの村本さんではないかと、勝手に思っています。

この黒ライトの顔↓


村本さんに雰囲気似てませんか?(笑)↓


「デスノート」
非常に面白い作品だったので、まだまだ語りたいのですが、今日はこの辺で。