カナダ、アメリカ旅行 | 心のこさず~膵臓がんになった私の闘病と日々のこと

心のこさず~膵臓がんになった私の闘病と日々のこと

2023年8月に膵臓がんの診断を受けました。50代2児の母です。
闘病や日々のことを書いていきたいと思います。

2月のCT検査で腹水増加が認められ、腹膜播種の疑いからアブゲム中止となりました。

今は隔週でオニバイドを受けています。

主治医からははっきりとは言われていませんが、そして私も確認する勇気がありませんが、ステージ4に移行したということかな、と理解しています。


自分がステージ4と思うとくじけそうになりますが、ここで同じ病気のいろいろな方のブログを読んで、重要なのはステージではなく与えられた時間をいかに有意義に生きるかだと気付かされています。


告知を受けたとき、目標を3つ、決めました。

そのひとつが、娘たちとアメリカとカナダを訪れることです。

大切な友人たちに会いたい。

娘たちに私が若い時を過ごした町を見せたい。


体力的に自信がなく、先延ばしにしてきたこの目標を、ついに実現させるときが来たようです。


予算的な問題と、娘たちの定期試験のスケジュールを考えると、一番良さそうなのが6月です。

友人たちも6月なら大丈夫とのこと。

早速、主治医に相談してみました。


主治医によれば、行くか行かないか、行くならいつ行くか。それは私の人生における、その旅行の優先順位による、とのことでした。

行かなければ一生後悔するようなことなのであれば、6月とは言わず、すぐに実行するべきだと。

6月に今と同じ状況でいられるかは分からないからです。

逆に旅行による休薬で病気が進行したり、体調を崩したりして後悔するようならば、旅行は諦めた方が良い。

または、最悪、行けなくなる可能性も含めて楽しみにするならば、6月に予定してはどうか、とのことでした。


気休めを言わない私の主治医は、realist=ポジティブな人物なのです。


主治医の言葉を受けて私なりに考えてみましたが、やはり諸事情から「来週行ってきます!」とは言えません。

6月の楽しみにして、それを目標に頑張ろうと思います。


遠い昔に蒔いた絆の種を、収穫しに行くような旅。

実現しますように。