プロセス | 心のこさず~膵臓がんになった私の闘病と日々のこと

心のこさず~膵臓がんになった私の闘病と日々のこと

2023年8月に膵臓がんの診断を受けました。50代2児の母です。
闘病や日々のことを書いていきたいと思います。

オニバイド1回目の副作用は、私の場合は無気力と食欲不振のようでした。

無気力状態は5日ほど、食欲不振は10日続きました。

 

9月のバイパス手術以降、少しずつ体重が減っています。

せめて下げ止まりにしたいのですが、このままオニバイドを続けたらさらに減ってしまう。

ただでさえ痩せこけているのに、これ以上痩せたらどうなってしまうのか…

そのことを考えると恐ろしく、この2週間は精神的にもとてもつらかったです。

 

ようやく食欲が戻ってきたところで、明日はオニバイド2回目の予定。

減薬か、スキップか、それとも通常通りの投与を試すか、ドクターと相談してみようと思います。

 

減薬やスキップをすれば、その分、癌を抑える力が弱まる。

通常通り投与をすれば、生活の質が落ちる。

どちらにもリスクがあります。

でも今のところ、私としては生活の質、そして精神的な平穏を優先したいかな、と思っています。

 

膵臓がんの診断を受けてからもうすぐ半年が経ちます。

ショックや悲嘆からは早々に立ち直れたつもりでした。

 

でも、今回のようにつらい状態が続くと、まだまだ自分の心が癒えていないことに気づきます。

私の心は、今もまだ、病気になってしまったことへの悲しみや怒りでいっぱいです。

物わかりの良いふりをしても、本当はやり場のないつらさに苦しんでいる。

 

これまで、そんな弱い自分を認めたくなかったのだと思います。

 

今日、母と電話で話しました。

私のことを心から心配し、一緒に泣いてくれる母。

その母に対し、私は今まで感じていた不満をぶちまけてしまいました。

なぜそんなことをしてしまったのか、自分でもわかりません。

これも私の弱さ、甘えなのでしょう。

 

情けないことですが、ダメな自分を通して、今の本当の心の状態に気づけただけでも良かったのかもしれません。

 

 

以前どこかから拾って、ノートに書き留めておいた言葉:

 

Being positive doesn't mean saying things are fine when they are not. Being positive means being a realist.

(ポジティブであるということは、平気ではないのに平気と言うことではない。ポジティブであるということは、現実的であることだ。)

 

癒しへのプロセスを、ひとつひとつ乗り越えていけますように。