11月11日
★モスクワ観光1日目★
本日最後のイベントは猫のサーカスを観ること!
けっこう昔のロシア映画”こねこ”に出ていた猫たちの役者っぷりにすっかりノックアウトされた私。
特に迷子になるチグラーシャの愛らしさは悶絶もの(*´ω`*)
その映画で個性豊かな猫たちと共演していたのがこれから向かうククラチョフ猫劇場の創設者、ユーリー・ククラチョフさん。
そんなの現地まで来ておいて見ない理由がありませんっっ
猫サーカスについては米原万里さんもエッセイの中で絶賛されていたので期待に胸膨らませて地下鉄に乗り込みます。
が、私としたことが、開演17時の30分前には到着しておく予定だったのに、痛恨のミス!
地下鉄を乗り違えて全然違う場所に来てしまったのです( ;∀;)
地下鉄はだいたい一路線が一直線に走っているので方向さえ間違えなければ乗り違えることはありません。
が、なんということでしょう。
私の乗った4号線(フィレフスカヤ線)は途中で二股に別れていたのですっっ ぎゃー!見てなかったー!
電車を降りて、間違えた箇所まで戻って今度こそ!
ネコのサーカス劇場の最寄り駅、クトゥーゾフスカヤ駅に着いたらもうとっくに4時半を回っていますっ ダッシュ!
地下鉄の構内から地上に出てきたら、右も左もわからない!焦ってると恰好の目印発見!!
スターリン・クラシック3つ目!旧ホテル・ウクライナ
まさかこんな離れた場所からでも眺められるとは!ちょっと得した気分っ
この建物に向かって歩けばOK!
ちなみに今はラディソン・ロイヤル・ホテル・モスクワという名前になっています。
進行方向右側を注意深く見ながら小走りで進み、なんとか開演10分前に劇場前に到着っ
日本で予約しておいたチケットの代金を支払い、クロークに上着を預けて着席。
※チケットは劇場のHPから予約できますが、昨年の時点で私のVISAカードの決済を受け付けてなかった為に劇場にメールで予約、当日窓口で支払いました。
こじんまりした劇場内。
座席のネコも可愛い。
ここ、ククラチョフ猫劇場は世界で唯一、猫専門の動物劇場。
観光客っぽい人はどこにもおらず、小さい子どもがいる家族連ればかり。
子ども達の中にはおもちゃのネコ耳を付けてたり、顔にネコアートを描いてもらってたりしてる子もいて、この舞台を楽しむぞ!という意気込みが感じられます。
こんな感じ!また似合うんだなーこれが。
猫柄の可愛い幕。
せっかくなら良い座席で観ようと前方一番高いグレードの席(2500ルーブル)をチョイスしていた私。
ロケーションは最高ですが、愛くるしいモスクワっ子ばかりの中で座高の高い東洋女の浮きっぷりったら半端なかったです(汗)
しかし、舞台が始まるとそんなことはどうでも良くなります。
猫たちの愛らしくもコミカルな動きもさることながら、共演している人達のアクロバティックな動きも面白くてあっという間に時間が過ぎ去っていきます。そうそう、猫だけかと思ってたら可愛いワンコも活躍してました。
言葉がわからなくても分かりやすいストーリー仕立てになっている舞台は十分楽しめ、動物達の動きの一つ一つに周りの子ども達がまたドっと湧くのですごく盛り上がります。
ムチとかで叩いて無理やり芸をさせる、というわけではなく人と猫と一緒に遊んでいるような自然なステージながら、ねこ達の芸達者ぶりと身体能力には驚かされてばかり。
ペットショップで売られてるようなモコモコふわふわのか弱そうなニャンコでなく、まさしくアスリート・キャット!と呼びたいような筋肉美のニャンコの姿。かっこえー!
第一幕が40分ほどで終了し、休憩タイム。
私も席を立って劇場内の散策です★
壁ぎわネコ!
ドアの取っ手にネコ!
こっちもっ
上を見上げると二階の通路部分に・・・ネコ!
ネコベンチ。
ネコ壁画も。
あんなところにも!
ネコがあちらこちらにいる上に結構凝っているので猫探しだけで休憩時間もどんどん過ぎていきます。
小さいけど軽食の売店やお土産コーナーもあり、大盛況でした。
第二幕も大いに楽しめ、なんとラストは全観客席の上を直径3mくらいのボールが飛び交ってみんなでそれをポンポン押して上にあげて遊べたりして、子どもも大人も大はしゃぎ!もちろん私も。
モスクワに来て、なんとなく気候だけじゃなくて人もクールなのかな・・・と思っていたけど、この光景を見てそんなことはないと思い直しました。エンターテイメントの力って偉大!
第二幕は30分ほどで終了、舞台の前は記念撮影をする子どもで大賑わい。
すると係員の女性が私に「あなたも写真を撮ってあげるわ!」と舞台に腰かけて写真を撮ってくれました。
やったー!!
会場の外では主役の猫使いのピエロが子ども達と一緒に記念撮影をしたりサインをしたり。
クロークに預けてた荷物を取りに行くと、こんなところにもネコが!徹底してるな~。
正面玄関。ひと目でここが猫劇場だとわかる建物です。
もうすっかり真っ暗。
幸せな余韻に浸りながら地下鉄駅へ向かいます。
度肝を抜かれた高層ビル群。この一角だけ近未来都市のようでした。
帰りはのんびり歩いて駅まで戻り、ホテルに帰りました。
地下鉄の駅の中は地下とは思えない装飾っぷりなので移動も楽しいです。
このワンコ、みんなが触りすぎてテカテカ。私も撫でておきました。
夕食はホテルの近くのカフェで済ませ10日ぶり?の熱々のお湯のシャワーで思いっきり全身洗ってスッキリしたらあっという間に爆睡でした。