11月8日
★ブハラ観光2日目★
コシュ・メドレセを出て、なんだか異世界から帰ってきたような、狐につまされたような何ともいえない気持ちで旧市街の中心部へ帰ってきました。
カラーン・ミナレット。
カラーンとはタジク語で『大きい』の意味。
12世紀に建てられ、その後の大地震やチンギス・ハーンの来襲にも耐えて今日まで残ったという根性の座った塔であります。
土色の街にそびえ立つミナレットを眺めているとヒヴァを思い出して、早くも懐かしい気持ちに。
ブハラらしく?華美な装飾ではなくレンガの積み方だけで模様を作っているのを見るとその繊細さに心奪われてしまいます。
この街のイスラーム初期の古い建造物はどれも渋い魅力があって、見れば見るほどその魅力はまってしまいますね・・・!
現在は登ることはできないようです。残念!
ミナレットの隣にあるカラーン・モスク。(入場料:8000スム)
1514年建。中庭には大きな木があって木陰で休憩している人もチラホラ。
ウズベキスタンでは桑の木は聖なる木と考えられていて、イスラム寺院の中庭や入口によくあります。
何をする場所なんだろう。
ソ連時代には倉庫になっていたとか・・・
人々の心の拠り所が物置なんて( ;∀;)
奥から見るとカラーン・ミナレットがよく見えます。
カラーン・モスクの正面にあるミル・アラブ・メドレセ。
なんとこのメドレセ(神学校)・・・今でも現役!!
内部の見学ができないのは残念ですが、学生さんらしき人が出入りしている様子を眺められるのは嬉しい。
1536年建立ってことは、もう500年近くも学校として継続していることになるってこと!?すごい!
天井のアーチはウルグベク・メドレセに似ています。
模様はまた違ってて面白い。
こういう模様の一覧が載った図鑑があれば買って帰ったのになぁ。
なんせ建物が大きいので肉眼では見えない部分とか、建物ごとに違う模様の意味とかを解説してくれる本があれば絶対面白いんだけど。見た感じ売ってあるのはポストカードくらいでした。
格子の外から、中庭を撮影させてもらいました。
これまで見てきたメドレセと変わらないけど、整然と片付けられてる中を人が行き交っている様子に現役感を感じて嬉しくなりました。こんな歴史的な建物の中で勉強するってどんな気持ちなんだろう。
アミール・アリム・ハン・メドレセ。
カラーン・ミナレットの近くにひっそりとありました。
ブハラの最後の王様が1914年に建てた神学校。今はお土産物屋さん??
毎日何度もこのたこ焼きのようなタキ(16世紀~の屋根付き商店街)の中を通ります。
お土産物屋さんに声をかけられながらいくつかのタキを通過すると観光の拠点であるラビ・ハウズ(池)に戻れます。
全力で楽しんだ1日もそろそろ終わりです。