優しさ溢れる人たちに出逢えた新市街 | スペイン巡礼

スペイン巡礼

普通のアラサー主婦がちょっと冒険する話。
好奇心だけを武器に勢いで旅立ちます。

11月5日

 

★サマルカンド観光1日目★

 

レギスタン広場、グリ・アミール廟と周ってきましたがまだ3時です。

もう一ヵ所見ていくことに。

 

お次はサマルカンドの郷土史博物館へ。

レギスタン広場のある旧市街から、近代的な新市街へ移動します。

 

アミール・ティムール通り。

 

新市街はビルが多く観光客は皆無ですが、ちょっと通りを入ると地元の人たちの生活が垣間見えることも多々あり街歩きも楽しいです。

 

博物館はグリ・アミール廟からそんなに離れてないはずなのに、地図を見て歩いてもなぜか見つからない。

おっかしいなーと思いキョロキョロしていると『ドコカ探シテマスカ?』と日本語が!!

こんなところに日本語を話す人がいるとは。大学生かな?嬉しい!

 

天の助け(大げさ)とばかりに博物館の場所を聞くも、知らないそう。他の通行人にも聞いてくれたけど博物館の存在自体誰も知らない様子。

ホントにこの博物館あるの!?

 

お礼を言って親切&爽やかな若者達と別れた後、半ば諦め気味にウロウロ歩いていると・・・ついに発見!

ここまで40分もかかってしまった。

 

誰も知らなかったわりには立派な門構え。

入場料は17,000スム。

 

かつてユダヤ教の教会(シナゴーグ)だった場所を改装して博物館にしています。

サマルカンドの生活風習や工芸品が分かりやすく展示してあります。

 

たまたま見学に来ていた一家も私に興味を持ってくれ、ロシア語の単語を交えて話しかけてくれるので嬉しくなりウズベキスタン・ファミリーと一緒に回ることに。

 

私達についてくれてた係員の女性もサービス精神満点で、私がじーっと見ていたり、コレは?アレは?と聞くと身振り手振りを交えて説明してくれるので助かる。

写真撮影は禁止の博物館だったけど、私がスザニの刺繍の細かさに感心していると「今なら写真いけるわよ!」とスザニと一緒に撮ってくれたり(笑)

 

2階に上がると動物や鳥たちのはく製が山のように展示されてて驚愕!!

これらが苦手な私はファミリーと別れ退散することに。心拍数上がったわー。

 

そして同じ敷地内にはもう一つ建物が。

 

ユダヤ人貿易商の住宅を改装した建物です。ここは写真が撮れそう。

 

残念ながら改修工事中。

 

今まで見てきたイスラム建築とはまた違う、美しい壁。

 

天井。和洋折衷な感じ。ここまで見てきた建築物より黄色味があって暗めの色合い。

 

幾何学模様と花柄の組み合わせ。ちょっとチープな感じが好き。

 

2階に上がると小さな展示室。

 

ここで出会った係員さんがいかにもウズベキスタン!な刺繍の服を着ててとても似合っていました。

それを伝えるとすごく喜んでくれ、同い年ということもあり一気に雰囲気が和みます。

 

日本人の観光客はかなり珍しいそうで、サイン帳に漢字で記入すると更に喜んでもらえてこっちまで嬉しくなりました。

 

「ちょっと待ってね!」とゴソゴソして、現在は閉じられているのであろう扉の鍵を開けてくれる。

 

さっきの工事中のお部屋を2階のテラスから見学♪なんていい人!!

 

天井も近い!間近でみると模様の細かさがよく分かります。

 

窓から入る光が綺麗。控えめなステンドグラスもいい味出してる。

 

入れてくれたのはこんな場所でした。アーチの向こう側が宮殿です。

 

博物館でこんなにいろんな人とワイワイできると思ってなかったから感激しました。

迷子になりながらでも来て良かったー!!

  

とても満たされた気持ちで博物館を出ました。

 

 

せっかく新市街まで来たので、次の移動先であるブハラへのチケットも購入していくことに。

 

と、なるとウズベキスタン・スムを追加したいところ。

バザールの近くで両替を持ちかけてきた男性にレートを聞くと正規レートとほとんど変わらなかったので銀行へ。

 

場所がわからず迷ってしまい、前から歩いてきた若い女性に声をかけてみると「日本の方ですか?」と。

えええっっ!本日2回目!だけど今度は本当に日本人。

 

案内してもらった上に銀行に一緒に入ってくれて両替したい旨を窓口の人に伝えてくれました。有難い!

きちんとお礼を言う間もなく女性は去っていったのですが、私が両替を終えて出てくると銀行の前で待っていてくれました。

 

「窓口が開いてても両替できないことがあるので、もし出来なかったら他の銀行に行かなきゃと思って・・・」と。

どんだけ良い人なんだ!!

 

重ねてお礼。彼女はサマルカンドの大学で日本語の先生をしているそうで、手に提げたビニール袋の中から現地で暮らしている様子が垣間見えました。なんて逞しい。

 

ここまで日本人旅行者にすら会ってなかったのに、控えめな大和撫子の優しさにほんわか。

(嬉しくて一方的に話し過ぎたかも、と後から少し反省。)

 

短い時間に沢山のあったかい親切を受けてとっても幸せな気持ちになりました(#^^#)

 

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 女一人旅へ
にほんブログ村