これは、ある男性の実話。

 

 

彼には、夢があった。

 

 

それは、「自分の言葉で相手を笑顔にすること」

それは、「自分の演技で観る人を元気にすること」

 

 

それはいつしか

「お笑い芸人」「俳優」という職業への憧れに。

 

 

しかし、

現実は甘くなかった。。。

 

 

親の敷いたレールから外れることが出来ず、

中学受験、高校進学、大学受験、一部上場会社への就職。

そして企業戦士として忙殺される日々。

 

 

いつしか自分自身の表情から、

「笑顔」が消えていく。

 

 

やがて、心身とも疲弊し、

逃げるように転職。

しかし、転職先(完全歩合制)でも挫折。

 

 

そして、離婚。

極度の女性不信に。。。

 

 

こんなはずじゃない!

こんなはずじゃなかった!!

 

 

何かが違う。

でも、その何が??

分からない・・・

 

 

悪いことは重なる。

 

 

今度は、父が寝たきりに。

 

 

仕事も失い、家庭も失った彼に残されたことは、

「父の介護」

 

 

8か月の間、

寝たきりの父の横で布団を敷き、

付きっきりで介護した。

 

 

そして、父は他界。

 

 

サラリーマン時代の鬼上司。

中学時代からの親友。

そして、父。

 

 

たった数年で、

3人の大切なヒトを失った。

 

 

その3人は、

息をするのも精一杯な状態にもかかわらず、

最後に振り絞るような声で伝えてくれた。

 

 

「お前の好きなように、やれ!」と。

 

 

3人が3人とも、

まったく同じ言葉を彼に遺した。

 

 

「好きなこと、か・・・」

 

 

40歳を過ぎて、

ようやく一筋の光が見えた気がした。

 

 

その後、「月のテンポ@」に出会い、

その生き方を習慣にしたくて、

「究暦ノート」なるものを自作。

 

 

 

 

へたくそなレイアウト。

使い勝手も良いとは言えない。

 

 

でも、新月のサイクルの期間に

実現したいことを書き続けた。

 

 

ある月に書き記した(宣言した)内容。

「私は、自分の声と表現で多くの人を魅了した」

 

 

いま読み返すと、

ちょっぴり恥ずかしい。。。

 

 

でも、本音だった。

彼の大切な夢だった。

 

 

だから、書いた

 

 

先日、お世話になっている映画監督からメッセージが届いた。

 

 

「わたくしの2作品の一般劇場公開が正式に決まりました!」

 

 

この監督。

一言で言えば、

情熱の塊」だ。

 

 

声が大きく、

感情もろ出しで、

でも、なぜか惹きつけられる。

 

 

一般劇場公開、

本当に

おめでとうございます!!

 

 

そして、この瞬間、

彼の夢も叶った。

 

 

なぜなら、

2作品のひとつに彼が出演しているからだ。

 

 

その映画の名は、

【風が通り抜ける道】

 

 

歌手を夢見て上京した主人公・光と、

彼自身の今までが重なる。

 

 

 

是非とも、

映画館に足をお運びください。

 

 

スクリーン越しに、

彼に出会えます。

 

 

 

 

その彼の名は、

久々宮かつみ

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございます。