自分なりにこれまでを振り返った時に


一番の挫折だったなと思う経験は


やっぱり


看護師になれなかったことです。





純粋になりたいと思ってたわけじゃないけど、(下心ありありだった。)


やってみてあがいてもなれなかった。

(諦めた)

という経験は

自分の価値を地に落とすほどの挫折で。





元々看護師を目指したのは

看護師という職業が一番合理的だと思ったから。

目指していると言ったらどんな人からも褒められたし。

看護師という資格があればそれが自分のアイデンティティになると信じていました。

それさえあれば、人に認められる。

それさえあれば、大手をふって生きていける。




若かった私は苦労して頑張れば何でもできると思ってました。さらには、出来なくても頑張っていれば許されると思っていました。

ただ現実は思った以上に複雑でした。




まずその情報量の多さ。

そして、一つ一つの問題の重さ。

限られた時間で決断することの難しさ。




私の一つのことに疑問を持つと

自分なりの答えが出るまで

何も決断できない、行動できない。



という性格が

アダになりました。



しかも、疑問に思う問題が山積みになりました。


ニワトリが先か、卵が先か。というような類の漠然としたものから。


医療として、ヒトにメスを入れたり針を刺したりするのは、倫理的にどうなのか。



死ぬとは何か。

生き延びることがいいのか。


考えても考えてもわからないのは当たり前。


すぐに向いてないと気づきそうなものですが、


頑張ればできると信じてるもんだから

(良い子ちゃんを演じることは心の拠り所でもありました。)



粘りに粘って


やっとやっとで気がついたんです。








私が悩んでる間に


誰か死ぬ



って。








医療の現場で


優先順位がつけられないやつなんて


クソです。








やばい。私は...殺してしまう。



それで諦めました。






素直に勉強して、素直に向き合って

人のアドバイス聞いて

さっと決断できれば

どんなによかったか。










どんなに自分が嫌になって

落ち込んで死にたくなったか

こんな無能な娘でごめんなさいと何度思ったか!







それでも結局



疑問が自分の中で整理できないと何にもできない性格は直りませんでした。

(ここ数年でやっと受け入れた笑)





これは例え話ですが、



ミヒャエルエンデの『モモ』に


清掃屋のジッポというじいさんが出てきて


そのじいさんは、人に質問を投げかけられてもすぐには答えないんです。


何日かして、質問した人が内容を忘れた頃になってようやく返事をしたりする。


私ってそんな人間なんだと思います。






あの2年半ちょっとの経験がないと、

今の私の気づきは無いので

今更否定することはもうないですが









それでも、

看護師さんに会うと

自分が情けない思いには駆られます。もぐもぐエヘ





このブログも

看護師さんの方がみてくださっていたりするので


私は、恥ずかしくてしょうがないです


なので早めに暴露しようと思った次第です。



あと、やっと感謝できるようになった自分に捧げますラブラブ

挫折した自分に対する感謝です

もぐもぐ



2本目の記事は

挫折が大切ってはなし。あとしくみです。





【月野瀬刺し子】


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