すみません、わたしの中では兵庫県文書問題のことがうず巻いていて、

もう少しこのことを書かせてください。



8月7日。


兵庫県の齋藤知事の定例記者会見は3時間45分に及び

ここのところでも最長でした。



定例記者会見は、だいたい1〜2週間にいちどあるのですが、

これまでは知事からの発表のあと、

記者からの質問で文書問題について取り扱われていました。



この日は、前々から【時系列について整理する】と言っていた通り

知事側から文書問題発端からの経緯の説明があり

より炎上したという印象です。



炎上というか、ですよ。



【公益通報者保護法】というものがあり、

本来、内部告発というのは犯人探しをしてはいけないとされています。



公益通報者保護法違反だったのかどうか。


論点はソコなのですが、

違反ではない、と言い切るために

弁護士に教え込まれた言葉をただひたすら繰り返す知事。



答弁の鉄板なのかもしれませんが

あまりにひどすぎました。



今回は、ただ違反しているか、だけの問題じゃないんですよ。

このことが原因で告発者が自ら命を絶っているのですよ。

それは、知事も知っている、県の幹部なんですよ。




わたしはこの件については

まずは、元となるリソースの中継動画を【すべて】見るようにしています。


議会の中継、百条委員会、知事の定例記者会見。



リアルタイムでは見れないので

アーカイブで見ていて

2倍速にしていますけど

それでも7日の会見は2倍速で見ても2時間かかります。




自分でしっかり見たあと

新聞や雑誌、YouTubeやブログをチェックします。




この手順でやっていると

どの記事が、どのチャンネルが

印象操作をすることなく

しっかり扱っているかが

わかってきます。



わたしの評価では大手新聞、テレビはその時によってさまざま。



えー、そんなふうにあっさり扱っちゃうの?というときもあれば、

よく踏み込んだなーというときもあります。



だから、すべて鵜呑みにしちゃダメ



そんなふうに扱っちゃうの?と思うことがあるだけで、ニュースとしては失格だと思うからです。



今回のことを追いかけるに連れ

メディアの特徴がわかってきました。





そして、文春は信用できる!ということも。

(わたし調べです)

文春は、「そんなふうに扱っちゃうの?」と思うことがない。

しっかりと本質をあぶり出してくれています。




と、ここまではメディア評価でした。






で、告発文書には


「信じるに足る相当な理由が存在しない」


ことを何十回も繰り返していた齋藤知事。




信じるに足る相当な理由がないって!


実際に20メートル歩かされてキツく注意しているのは

事実なのに


「注意したのであって叱責ではない」


とか



実際には産業労働部長が高級コーヒーメーカーを受け取って告発後に返しているのに


「私は返せと言って受け取っていない」


とか



それってかなり黒に近い疑惑を告発されているのであって


充分に信じるに足る相当な理由なんですけどもー!!!




記者さんの中にもかなり奮闘してくださった方がいて


「コーヒーメーカーの写真もないのに証明できますか?


使ったものを慌てて返したんじゃないんですか?


知事が使ってない証拠を見せてくださいよ」


とか



元西播磨県民局長の渡瀬さんご自身が


「噂話を集めてひとりで告発文書にした」と3月25日に供述証拠したという話も、この日の会見で知事から突然出てきて


「どんなやり取りの中で【噂話を集めて】と供述したのか、切り取った会話では分からないでしょう


議事録出してくださいよ!」


といってくださったり


記者さん頑張れーー!!といった会見でした。





最初の方に質問する大手メディアが

最初からそのへん突っ込んでくれたら

もっと早く追い詰められると思うんですけどね。