太宰治の遺作である「人間失格」を読んで、(人間失格のあとにグッドバイという小説を書いているが、未完の為、完結している小説はこれが最後)




そのあと芥川龍之介の遺作である「或る阿呆の一生」を読んだ。




文豪の人生の結論を読み比べてみたいなぁと思って。




どちらも同じ遺作であり、どちらも自殺をしているが、本当に内容が全く違う。




同じ「苦しい」でも、苦悩の感じ方、表現の違いがあって面白い。






人間失格は読みやすいし、読んでて わかるわかる、安心するーって思うけど





或る阿呆の一生は、難しくて、うーん、と考えたり何度も読み返さないと進めない部分もあるから体力使います。調べないとわからない言葉も沢山。




芥川龍之介の文章はとっても神経質で冷たくて、淡々と綺麗なものが並んでる。




で、芥川龍之介は本の中に色んな有名人の事書くわけ。




ボオドレエルとか、ストリントベリイ、ニイチェ、ゲエテ、ラディゲ、コクトオ‥(表記は芥川龍之介使用ママ  の表記)




好きな作家が書いてる有名人の本はやっぱり気になって読むじゃない。




私、コクトオの「恐るべき子供たち」読んだけど、本当になにがなんだかわからなかったよ。




ジャンコクトーは天才すぎてわからない。コクトーは、この作品を阿片中毒で入院してる三週間で書き上げたらしいけど、本当に難しい。




ジャンコクトーは美女と野獣の映画監督もしてますね。







あたしは難しい本が結構好きで、辞書を片手にどぉぞ!みたいなのが好きで、太宰よりも三島由紀夫とかの書き方の方が好みなんだけど、コクトーはもー、あかん!むずい!





芥川龍之介は殆どの人知らないんだけど「あばばば」がかなり好きです。





と、アフォリズム(人間の生き方や真理を簡潔に覚えやすく書いたもの)
の「侏儒の言葉」も好きでよく読んでました。






本は心を救ってくれるよ。




作家ってすごいよ。あたしは絶対なれないって思うもん。




心を救ってくれる。




読んでる間だけでも、嫌なこと忘れさせてくれるよ。現実を忘れさせてくれる。




お気に入りは何度も読む。




人間失格も、或る阿呆の一生も、何度読んだかわからないよ。














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