恋する乙女とはよく言いますが、



素敵な殿方に恋をして、瞳をキラキラさせて



なんて言うのがイメージではございますが、




あたくしは、自分が一番恋する乙女だと思っているわけです。




自分の手の届かない、遠い存在に目を輝かせている。




遠い理想に、叶えたい理想に目を輝かせている。




そう、相手は理想と夢なのです。







ああ、なかなか思うようにいかない



追いかけすぎて空回り、



求めすぎて、自分が上手くコントロールできない、



たまにはそちらからこっちに寄って来て欲しい、








他人の目なんて気にしちゃいられないのです。






殿方よりも、もっとずっと遠い所にいる夢に恋心を燃やしているのです。





恋する乙女は大胆であります。



時にはおかしな行動だってします。



叶える為に必死なのです。





あたくしは、自分をそれと思っているわけです。





完全に恋する乙女です。




恋する乙女は大それた発想に妄想だらけ。







大好きなあの人に恋心を燃やしている子よりも、




「私、戦争がしたい!」




と思っている女の子の方が、よっぽど恋する乙女だと思う訳です。