《当別町》可愛がられていた猫たちの行く末は。。。 | ツキネコ北海道 ブログ

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NPO法人 猫と人を繋ぐ ツキネコ北海道のブログです。
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当別町で暮らしていたSさん

大怪我をされ入院してしまいました。


自宅周りに現れた野良猫を保護して大事に育てて来ましたが、身体のことがあり10匹の猫の行き場に困りました。


相談を受けた行政機関よりツキネコへ連絡があり『所轄の保健所では5匹しか引き取れなく残り5匹をお願いしたい』との事でした。


担当者が飼い主さんと話をつけてくれており、ツキネコ北海道で引き受けする猫たちの飼養代と医療費は負担出来る算段を付けてくれました。


※これまで高齢者による飼育放棄は金銭負担出来ない場合が多かったり、必要経費のお話しもないままの丸投げでの引き取りが多かったのです。

ここ最近は最低限必要な経費を飼い主さん、親族の方の責任となる面から負担して貰えるよう交渉してもらっています。


6月4日当別町の猫たちが暮らすお家へ

石狩振興局、江別保健所、石狩保健所の各担当者と飼い主さんに代わり猫のお世話をしてくれていた近所の方も来てくれて猫たちの確認と捕獲をすることに。

行政機関の皆さん女性でしたが、民間団体の大変さを理解して頂き尽力してくれているのが伝わりました。

今後も官民が横並びでこのような案件に向き合うことが大切だと思っています。


猫たちは居間に1匹、2階の一室に1匹、残り8匹は猫仕様に改装されたガレージで過ごしています。


居間にいたベタナレの女の子

人間大好きでスリスリしてくれます照れ




ぽってりした体型でかわいいのでツキネコへ連れて行くのを決定てへぺろ


2階で過ごしてる猫は振興局の皆さんで捕獲してくれました。


さて、ここから大変だったのが、ガレージの8匹たち。

たくさんの人を見たことがないのと、何かをされると感じパニックに。


ガレージ内は猫たちのためにDIYされていて、ロフトまであります。

隠れていた猫たちも覗いただけでビュンビュンに逃げ回ります。


まるで、ロケットのように、、、ロケット


猫たちが過ごしやすく出来るように作られたガレージ内


隠れんぼできるスペースもあります


ステップもあり楽しく過ごせていたんでしょうね


怖くないよ〜と覗いた直後、凄い勢いで飛んでいきます


ロフト部分 物はありませんが天井が低く屈まないと動けませんでした




吉井&滝澤の捕獲ペアで汗だくになりながら捕獲していきます


壺とザルの間で隠れてるつもりの子

とっても大人しく逃げないので簡単に捕まえられました


何とか10匹を捕獲し、ツキネコと江別保健所へ猫を振り分けすることが出来ました。


※北海道では愛護センター『あいにきた』ができ、各保健所に犬猫が収容されても殺処分はなくなっていきます。

各地域の保健所の収容に限りはあり、引き取りを断られてしまうことがまだまだありますが今後解決できる道筋が出来るはずです。

保健所イコール殺処分はなくなっていくと思うので安心してください。




当別町を後にしてそのままお世話になっているあみたに動物病院へ


残念ながらエイズキャリアの子、白血病キャリアの子もいました。


ベタナレの女の子(この子が白血病キャリア)以外は、ワクチン予後と落ち着くまでは月虹山荘へ入居になります。







《おうか》 一番のべた慣れ 唯一居間で暮らしていた子は

残念なことに白血病キャリアでした。

他の猫とは一緒にできませんが、1匹で飼うなら問題ありません。


他の子達もただひたすらの臆病なだけ

かわいい子たちです。

大きな黒猫好きさん、キジトラ好きさん大歓迎びっくりマーク





たくさんの猫と暮らし見送って来た飼い主さん

猫が大好きで大切にして来たのが写真を見て伝わります。

入院中、猫達のお世話と自宅のお掃除をしてくれたのはご近所の動物好きご夫妻。

こちらも普段のご近所付き合いや友人、知人との関係性をしっかり

作っておいた結果だと思います。



大切にしてくれた飼い主さんの為にも幸せにしたいと思わせてくれる案件でした。