市原悦子さん「日本昔ばなし」終了秘話を明かしていた…最高視聴率39・8%


デイリースポーツ

 市原悦子さんは1975年から94年まで、アニメ番組「まんが日本昔ばなし」の声優を担当。常田富士男さんと2人だけで全1468話の登場人物・キャラクターの声を分担した。

【写真】もう見られない…市原さん「家政婦」のぞき見

 15年に大阪・近畿大学で講演した際は「-昔ばなし」について「意外に子供向けには作らず、教育的になることや、上から目線で語ることは避けました」と回顧。「入れ歯になっても、車いすに乗っても続けようと言ってたんです」と笑顔で明かした。

 放送終了については「『日本昔ばなし』は絵描きさんがとても丁寧に作ってくださって、制作費もかかって、テレビ局の偉い方々が安いほうに行っちゃったみたい」と市原さんらしいトークを繰り広げた。

 昭和を代表する人気番組で、75年1月7日の初回を「こぶとり爺さん」と「笠地蔵」でスタート。

 全放送の視聴率平均は関東地区18・1%、関西地区20・9%。

 最高視聴率は関東地区が81年1月10日の33・6%で「二つ道のおいはぎ」「宝の下駄」を放送。関西地区は80年10月4日の39・8%で「縁持ち狸」「あずき峠」の放送回だった。(数字はビデオリサーチ調べ)

市原悦子さん「まんが日本昔ばなし」“相棒”常田富士男さん死去から半年で…ファン悲痛


スポニチアネックス

 テレビドラマ「家政婦は見た!」シリーズなどで知られ、舞台や映画でも活躍した女優の市原悦子(いちはら・えつこ、本名塩見悦子=しおみ・えつこ)さんが12日午後1時31分、心不全のため東京都内の病院で死去した。82歳。千葉市出身。

【写真】「家政婦は見た!」の市原悦子さん

 訃報が伝えられた直後からインターネット上には悲しみの声があふれ、ツイッターには「市原悦子さん、ショックすぎる」 「大好きな女優さんだったのに」「受け入れられない」「また、一つ心に隙間が空いてしまった」と逝去を悼むコメントが。虫垂炎のため都内の病院に入院中と12日に報じられたばかりとあって「盲腸じゃなかったのか」と驚く声も多かった。

 市原さんは昭和を代表するテレビアニメ「まんが日本昔ばなし」で長年に渡って語り手を務めたことでも知られ、同アニメで同じく長年語り手を務めた常田富士男さんも昨年7月18日に脳内出血のため81歳で亡くなったばかり。

 そのため「子供の頃から市原さんは『日本昔ばなし』の方でした」「まんが日本昔話の頃が一番印象深かった」「昨夏、常田富士男さんが亡くなられ、後を追うように市原悦子さんが…」「天国でまんが日本昔ばなしをやるにはまだ早いよ…」と常田さんと合わせて悼む声も相次いだ。

-※子供頃、土曜日の7時からと言えば「まんが日本昔話」でした。毎週2話ずつで、市原悦子さんと常田富士男さんのコラボで、日本全国の言い伝えや昔話を面白おかしく見ていました。お亡くなりになってとても残念です。きっと天国でもお二人で昔話を子供達に伝えている事でしょう。自分も天国に行ったら、また聴きたいです、昔話を。市原悦子さん、安らかにお休み下さい。ご冥福をお祈りします。