秘めた想い⑤ | 月子のブログ

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「ん…っ…はぁ…」

俺は気づけば夢中でドンヘにキスを
していた。
ドンヘは少し抵抗しながらオレの胸を
押し返した。


「ヒ…ヒョク…ダメ…!!
    誰かに見られたら大変だよ」

真っ赤な顔したドンヘが慌てて
周囲を見渡した。
幸い誰もいない様だった。



「ドンヘ、とりあえず車乗って」


俺はドンヘの手を握り車に急いだ。


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とりあえずドンヘを乗せて車を走らせて
みたけど、少し冷静になった俺は
ドンヘに何て声を掛けていいか
分からなくなった。

ドンヘは相変わらず真っ赤な顔で
下を向いている。



「なぁ、ドンヘこの数日何してた?」
「え?っ、あ…ほとんどマンションに
   籠ってた…かな」
「俺、何回も電話したんだけど?」
「ごめん…。怖くて出れなかった…」
さらに俯く表情のドンヘ。


ちょうど赤信号になり車を停車させた。


「俺だって、すっげぇ悩んだ」
「うん…ヒョクごめん…俺が変なこと
   言い出したりしたから…ごめんね」

また泣きそうになるドンヘ。
堪らずドンヘの頭を優しくなでる。



「…おまえが俺にとってどんなに特別な
   存在かって、やっと気づいたんだ」


ドンヘの目が大きく見開いた。 


俺はキュヒョンから送られたSNSの写真に
思いっきり嫉妬した。
こんなに嫉妬深いヤツだと
思わなかった。
おまけに、この前ドンヘがこの前言ってたと
同じだ。


「ドンヘ、今まで待たせてごめんな」

「ヒョク…夢みたい…」
「やっと笑った顔見れた」

二人の間に甘い空気が流れる。

「あっ、ヒョク信号青だよ」
「おぅ」
「ヒョク、宿舎帰るんでしょ?
   俺、適当なとこで降ろしてくれていいよ?」

「いや、おまえのマンションに俺も行く」
「えっ?」
「ダメ?!」
「ダメなわけないよ、嬉しい」
 

「じゃあ、ドンヘのマンションで
   さっきの続きしよ?」
「……えっ?
   …ええーっ!?」





ドンヘ、愛してるよ






おしまい
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こんな拙い話を読んで下さった方
本当本当にありがとうございました!
勢いだけで書き始めてしまったので、
無事に完結できてただただひと安心です。

また遊びにきて下さい~(^^)