「こいつには、

 

やると言ったらやる……

 

スゴ味があるッ!」

━━ジョジョ5部黄金の風より

 

 

 

初めて私がジョジョの奇妙な冒険に出会ったのは高校を卒業し専門学校へ入学するまでの空白期間でした。

友人宅に遊びに行った際のことです。

友人(Kとします)が「マジで面白いから見ろ」と半ば強引な言葉と共にU-NEXTを開き、私にサムネを見せてきたのです。

アトムみてーな頭の男がテレビいっぱいに映り、Kは再生ボタンを押しました。

 

「ジョジョの奇妙な冒険」の噂は私も予々聞いており、アニメ好きな友人や先生と話をする中で何度も話題が出てきたので気にはなっていたのですが、自ら手を出すことはありませんでした。

私は見てないな、というと、相手は「ああ、まあ、ジョジョは絵が独特だからね」と納得した様子でしたが、本当の理由はそうれはありません。

ただ、私は大変ものぐさでして、家にあるテレビも自動録画機能がないものでしたので、深夜アニメに手を出すことは当時の私には億劫なものだったのです。

なので、趣味の合う友人たちが青春時代に見たアニメたちを私は見たことがありません。今でも時々話に入っていけず切ない思いをすることもあります。

 

話が逸れました。

不気味な空の色と雲、タクシーに乗る白い服の男。

ああ、これがジョジョか、とぼーっとテレビを眺めていました。隣でKが興奮した様子で私の肩を叩きます。

痛っ、と声をあげる前に、パッとその男の顔が画面に映りました。

 

 

かっこいい…

 

 

え、いい男…顔のいい男出てきたッ

これはッ!?この男はッ!?

 

私はさっきまでとは正反対のテンションで友人に問いかけました。

友人はその変わりように若干引いた様子で、「前作の主人公だよ」と言いました。

 

前作の主人公…?

 

この時私は初めてジョジョがシリーズものとして繋がっている作品だと知り、

それと同時に当たり前の疑問を口にしました。

 

「なんで前作から見せない?」

 

K曰く4部(ダイヤモンドは砕けない)が一番人死にが少なく、初心者にはうってつけなのだそうです。

 

Kは本当に優しくていい人です。学生時代から今まで続く数少ない友人の一人で、

彼女の気遣い、思いやり、寛容さにはいつも助けられています。

 

 

 

 

 

しかしその時は例外でした。

 

「貸せッ!!」

リモコンをひったくった私は、アニメの選択画面に戻ると「どれだッ!一番最初はッ!」と叫びました。

 

 

それが私とジョジョとの出会いでした。

 

次回は特に私の好きな6部、そして全体を通しての感想などを書きたいと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

乱文失礼いたしました。