日曜日(6/9)は映画のはしご。
一本目は『OBLIVION』(オブリビオン)。
トムクルーズ主演のSF超大作ということだったが、
あまり予備知識を入れずに観たからか、
最初にナレーションで設定の説明があるだけで、
シナリオが練られていないからか、ちょっと解りにくかった。
でも近未来のシステムとかメカの映像は素晴らしく、
その世界観に圧倒され、ひきこまれる。
壮大なスケールや大掛かりな状況だけに、
集結が、意外にもあっけなく、尻すぼみ感はあるかなあ。
でも「プロメテウス」ほどの結末の落胆と脱力感はななく、
「宇宙戦争」のような後味の悪さはなく、
むしろラストはいい感じ。
宇宙タワーでの男女の描写で
「チーム」だ「任務」だという割に、
女性特有の嫉妬や涙、女の性を前面に出した部分もあるし、
プールで泳ぐ所がちょっとエロティックで幻想的だけど、
心情的には淡々とした感じ。
モーガン・フリーマンの登場シーンにはちょっと笑った。
そこだけテイストが違うような……。
タイトルの「オブリビオン」というのは「忘却」という
意味らしいが、日本人好みの「郷愁」というイメージかな。
ある意味「記憶」がモチーフにもなっているが、
人は記憶だったり、思考で人を認識するのではなく、
感覚的なものなのだろうなあと改めて思う。
特に「愛する」という感情は正に肌で感じるものなのだ。
「オブビリオン」パンフ
写真がきれい。