築地は350年を迎えます
築地が350年?
何のことだろう?と疑問に思った方も多いことと思います。
「築地」は、350年前まで、
「海」でした。
明暦3年(1657年)1月18日に
振袖火事という大火災(明暦の大火)が発生しました。
江戸幕府は、火災後の復興計画として、焼土を利用して、
築地の埋め立てを始めたのです。
「築地」という土地ができて『350年』が経つのです。
浅草近くの横山町にありました
江戸浅草御坊(現:築地本願寺)が、
明暦の大火により焼失してしまい移転を余儀なくされ、
替え地として下付されたのが八丁堀沖の海上でした。
そこで佃島の門徒(信者)が中心になり、
築地の埋め立てが始まりました。
平成20年(2008)年は、
築地本願寺のご本尊をお迎えして350年にあたります。
また、築地の埋め立て工事は困難を極めましたが、
萬治2年1659年稲荷大神の御神体をお祀りすることで、
工事はやすやすと進み埋め立ても無事埋め立てをすることができ、
我々の町「築地」が誕生しました。
平成21年(2009)年は
波除稲荷神社の御神体をお祀りして350年となります。
アメリカは建国232年です。
築地はそれよりも100年以上も歴史があります。
いま築地の町が中心となり、
築地350年をお祝いしています。
また、先週の5月の「築地本願寺遷座350年記念イベント」や
来年6月の「築地 波除稲荷神社ご鎮座350年式年大祭 つきじ獅子祭」など
「築地350年」に関する行事が目白押しです。
今年・来年は、
築地の町にとって
350年
という特別な意味をもっています。