築地市場移転:予定地から基準の4万3千倍のベンゼン
築地市場の移転先、豊洲の土壌について
東京都が実施する調査の詳細な結果が出たようです。
毎日新聞の記事は以下より。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080505k0000m040031000c.html
ベンゼンが基準の4万3千倍と異常値が出ました![]()
これは、どう考えても良くないことです![]()
市場移転を強行するには、想定より時間とお金がかかるでしょう。
今回の土壌汚染問題をきっかけに、
もう1度、都民、いや、日本国民の台所である
築地市場
に興味を持っていただき、
移転するべきか、しないべきかを
みなさま1人1人に真剣に考えて欲しいです。m(_ _)m
大の築地好きとしては、
食文化の伝統を守る町
として、永遠に行き続けることを望んでいます。
【以下、記事全文転載】
築地市場移転:予定地から基準の4万3千倍のベンゼン
東京都中央卸売市場築地市場(中央区)の移転が計画されている
豊洲新市場建設予定地(江東区)で、土壌の一部から環境基準の
4万3000倍に上るベンゼンが検出されたことが都の調査で分
かった。都は当初計画より1年遅れの13年の移転を目指してい
るが、汚染対策の大幅見直しは必至で、移転時期がさらにずれ込
む可能性も出てきた。
移転予定地は東京ガスの工場跡地。都は、予定地全域を10メー
トル四方ごとに約4200カ所に区分して詳細な調査を実施し、
うち1カ所で極端に高濃度のベンゼンが検出された。工場で使用
していたコールタールが染み込んだ部分とみられる。地下水の一
部からも、環境基準の1万倍相当のベンゼンが見つかった。
昨夏の調査で、地下水から環境基準の1000倍のベンゼンが確
認されたことから、都が15億円をかけて調査していた。
都は、建物建設地を除く予定地全域で地下2メートルまでの土壌
を入れ替え、さらに2.5メートルの盛り土をするなど、約67
0億円を費やして汚染対策を進める方針を打ち出している。だが
今回の結果を受けた追加対策で、対策費の大幅増は避けられない
見通しだ。