最近、ブログの更新が遅くなりがちで…反省してますアセアセ

 

ブログ更新の言い訳ですが………実は、6月11日から日本日本を飛び出し、ネパールへ行ってきました。

 

しかし、その話はまたの機会に。

 

今回は、前回からの続き…

 

職場の中でチームワークを高めるためには、自分以外の職員が何をしているのかを知っていることが重要です。

 

役割と責任の明確化

つまり…… 各職種が持つ役割と責任を明確にし、連携の取り方を定めることを意味します。

 

特に業務が忙しくなってくると、つい、私たちは同僚や上司、部下に厳しい視点で見てしまいがちです。

…「私がこんなに忙しいのに、他の人は何をしているんだろう(# ゚Д゚)」……ってびっくりマーク

 

職場の中でチームワークを高めていくためには、お互いの役割と責任を明らかにし、少なくとも、いま、この時間に、何をしているのか知っていなければなりません。

 

もう20年以上前の話ですが、新人が落ち着かない利用者の対応をしていると、そこに先輩介護員が現れ、こう言い放ったことがあります。

 

「あなたが、ここで利用者の対応をしてさぼっている間に、私たちはオムツ交換をしていた。わかってるの😡」

 

この先輩は、利用者と話をすることを仕事だと思っていなかったんでしょうね。

それよりも「オムツ交換」が優先だと…。

 

新人が「私、間違ってるんでしょうか」と泣きながら訴えに来たことを覚えています。

 

スタッフ全員が同じことをやる。

それに同調しなければ、ちゃんと仕事をしていないことになる。

だから利用者はおいといて、みんなと同じ動きをする。

 

当時は、一斉業務をすることが効率的と考えられていました。

一斉のオムツ交換、一斉の食事、一斉の入浴、一斉の行事など………

一斉にワッとやって、早く片付ける…でも、それで空いた時間は???

 

空いた時間は、また違う仕事を作って、忙しさはエンドレスでした(笑)

 

例えば…日勤帯で時間ができると、夜勤者のための準備をし始めます。

夜勤者が困らないように…、また夜勤者は早番のスタッフが少しでも楽になるように、夜勤業務以外の仕事をやり始めていました。

 

日勤者は日勤者の仕事をすればいいんです。

スタッフに対する、余計な忖度は必要ありません。

でも…これは過去の話ではないんですね。

いまでも介護現場のスタッフには、この意識が深く根付いているように思います。

 

そこで、月形藤の園では職場の中の介護職だけでなく、すべての職種の動きが見えるように「可視化」することに取り組み始めました。

 

つまり…職種ごとの業務日課、週課、月課が、スタッフ間でオープンにするようにスタッフには言っています。

(まだできませんけどねガーン

 

チームワークを高める職場づくり、最後にチームビルディングです。

 

これは、職種を超えたチームビルディング活動を定期的に実施し、信頼関係を深める…ということです。

 

まぁ…昭和の世代のチームビルディング活動と言えば、「飲みにケーション」でしょうか(笑)

時代と共に、職場も人も変わってきています。

 

当然、チームビルディングのあり方も変わっていく必要があります。

 

もちろん、昭和世代のやり方では通用しない職場もあるでしょう。

 

新型コロナウィルスが、新しいチームビルディングを考えるいいきっかけになったのではないでしょうか。

 

月形藤の園の場合は、一泊二日の「施設視察研修」がチームビルディングになっているような気がします。

 

 

チームワークを高める職場づくりについて考えてきましたが、今回で最終です。

 

最後に一言…

 

相手のことをおもんばかることは悪いことではありません。

 

ただ、私たちがおもんばかる視線の先は、スタッフではなく利用者である必要があります。

 

職場の中のチームワーク(コミュニケーション)を考えるとき、そのことを絶対に忘れてはいけないと思います。

 

職場の中のチームワークを高める目的は、利用者の生活を支えることにあるのですから!