Fame is really strange. One day you're not famous, and then the next day you are, and the odd thing is that you know intellectually that nothing in the world is different. What mattered to you yesterday are the same things that matter today, and the rules all still apply - yet everyone looks at you differently.

有名になるってことは、ひどくヘンな感じだ。ある日は有名でなくとも、その次の日には有名であったりする。奇妙なことだが、世界は何も変わっていないってことは頭のなかでは分かっている。昨日の時点で重要だったものは、今日の時点でも同様に重要だ。しかもそのルールはしっかりと根付いている。にもかかわらず、世間の目にはなにもかもが様変わりしたように見えるのである。(キャロル訳)

 

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キャロル語録:観念と現実のアウトラインというか、その輪郭線がはっきりと見えないとき、ひとは曖昧になる。いわゆるマジナルゾーンにいる自分がどこに属する存在なのかが捉えられなくなるのである。そんなとき、相手の欠点とも言えない欠点、すなわち自分が嫌いでしかないものを毛嫌いするように、他者のアラを探し求めては自らの卑小さを覆い隠し、満足するのだ。有名になるということは必ずしも、ポジティブな意味でないこともあるということを知るべきだろう。新年に当たって、今年のわたしの小さなリソリューションとしたい。