Remember that time is money. He that can earn ten shillings a day by his labour, and goes abroad, or sits idle one half of that day, though he spends but sixpence during his diversion or idleness, it ought not to be reckoned the only expence; he hath really spent or thrown away five shillings besides.
憶えておいてほしい。時間はお金だということを。働いて1日10シリング稼げるひとが外国に行くか、なにをすることもなく半日を座って過ごすかして、その気晴らしや何もしないことに6ペンスしか使わなかったとしても、その出費のみが対価だとみなすべきではないのです。そうすることによって、5シリング以上の現金を実際に費消し、捨てていることになるのです。(キャロル訳)
何もしないでいること。それは、確かに気楽で心休まる時間かも知れません。しかし、その間に稼げるはずの現金を失っているとしたら、怠惰な信条を託っているわけにもいきません。同じ椅子に座ってなにもしないのなら、まだ何かを考えているほうがお金になるかも知れません。わたしの場合は、座って何かを考えているほうが好きですが、そのお陰で書くべき内容を思いつき、それを文にして少しだけお金にすることができました。ほんの少しのお金であっても、それが何らかの対価であるというのであれば、何かをしないではいられないのではないでしょうか。