What we face may look insurmountable. But I learned something from all those years of training and competing. I learned something from all those sets and reps when I didn't think I could lift another ounce of weight. What I learned is that we are always stronger than we know.

 

いま、目の前にあるものは、乗り越えられないもののように見えるかもしれない。しかし、わたしには学んだことがある。何年もの間、身体を鍛え、ウェイトリフティング競技を闘いぬいて学んだこと。何セットも限界まで挙げ続け、もう1オンスたりとも挙げられないと泣きそうになったとき、そこには必ず、わたしたちが思っている以上の力が宿っているのだ、と。(キャロル訳)

確かにわたしたちは、もうダメだと弱音を吐く。そしてそれを誰かに聞いてもらうことで自分を慰める。つまり、他人でさえ、その苦しみをわかってくれる。やはり、自分には無理なのだと。しかし、そうではない。限界を超えた者のみが知る「さらなるパワー」。それは、他人に認められて出てくるものではない。もうあと二踏ん張りも、三踏ん張りもした努力の限界の果てに思いもしない力が出てくるのだ。それは、臆病では決して得ることの出来ぬ勇気の賜物だ。勇気を奮ってこそ、新たな力は湧いてくる。