We do not wish to impoverish the environment any further, and yet we cannot for a moment forget the grim poverty of large numbers of people. Are not poverty and need the greatest polluters?

 

わたしたちは、もうこれ以上、環境を悪くさせることを望んでいないとはいえ、一瞬たりとも、大多数のひとたちが酷薄な貧窮に耐えていることを忘れることはできません。まさにその貧窮と経済的困窮こそが最大の汚染源となっているのではないでしょうか。(キャロル訳)

 

昔、高校生の頃、金持ちこそいい大学に入れ、貧乏人は東大には入れないという議論をしていたことがあります。確かに貧乏な家庭は、その日の暮らしにさえ事欠き、勉強どころではないからです。例えば、わたしの場合、受験参考書もなく、勉強はしたいけれど、そのための費用を捻出する小遣いももらえなかったのです。そのときに、ああ、お金があったらなあとつくづく思いました。もっとも、お金があっても、東大には受からなかったでしょうが……。