"Give me your tired,
your poor,
Your huddled masses yearning to breathe free,
The wretched refuse of your teeming shore.
Send these,
the homeless,
tempest-tossed to me,
I lift my lamp beside the golden door!”
 

 

われに与えたまえ。
そなたたちの疲れ果てし心を、
貧しさを、
自由に息ができることを求めて肩を寄せ合いし大衆を、
切り岸に棲む惨めなくびきを。
われに届けたまえ、
ふるさともなきひとびとの、
荒れ狂いし心の乱れをわれに捧げたまえ。
われは自由の扉の傍らに立ち、
ここに自由はありきと、灯し火を高く掲げ、

そなたたちを待たん。

(キャロル訳)

 

 

 

エマ・ラザラスの詩『新しい巨像』より拙訳。自由の女神の像の台座に書かれたこの詩は、移民たちの魂を揺さぶりました。この言葉で迎えられることの喜びはいかばかりのものだったでしょう。きっと、希望のある明日があることを確信したに違いありません。