空海の言葉から
「蓮(はちす)を観じて自浄を知り、菓(このみ)を見て心徳(しんとく)を覚(さと)る」
~蓮の花を見ると、心が清浄であることを知り、蓮の実を見ると心に悟りの実があることがわかる~
蓮は泥沼の中で育ちますが、その花や茎は泥で汚れることなく、美しい姿をみせます。
仏教において泥水というのは清浄や不浄が混ざり合った社会を意味し、その中でも蓮の花のように泥に染まらず生きていくことはできるのです。
また蓮の花はつぼみのうちから中に実を備えています。
誰でも悟りを得るための種を心にもっているのです。
生きていれば決して綺麗ごとだけでは済まされない場面も多いと思います。
理不尽な事も沢山あるでしょう。
そんな中でも自分の信(芯)を失わず真っすぐに生きていくことを意識することが大切なのかもしれません。
けれども決して頑なにならず、人の意見もよく聞き世の中の変化に柔軟に対応していくことも大切ですね。
蓮の茎は中が空洞になっているように、信(芯)をもちながらも中身は「無」。
「無」なのだから良いも悪いもない。
また蓮の花は一つの茎に一つの花を咲かせます。そして一つの花の中に沢山の種ができます。
あなた様の代わりはあなた様以外にはいません。唯一無二の存在なのです。
そして沢山の実ができるようにあなた様には沢山の可能性、幸せがあるのです。
今が辛い、幸せじゃない。
でも大丈夫だよ。
そこに信(芯)さえあれば乗り越えられます。
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