CAST:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、柄本明、濱田岳、渋川清彦、ベンガル、大森南朋、貫地谷しほり、相武紗季、伊東四朗、永島敏行、石丸謙二郎、ソニン、でんでん、滝藤賢一、木下隆行、木内みどり、竜雷太
首相暗殺の罪をかぶせられてしまった男が逃げる話。
これも面白かったです!
堺雅人さんがなんか情けなくてよかった(笑)
見ていてハラハラして、香川照之が本当に憎らしくてしょうがなくて(笑)
ああいう役本当に似合いますね。
警察が敵って、本当に厄介です。
濱田岳くんが可愛らしくてよかったです。
ただ、太陽と海の教室で死んで、コードブルーで死んだ後、この映画でも死んだので、「ツルがまた死んだー!」と思ってちょっと可笑しくなってしまいました(笑)
相武紗季がまた悪相武だったし、久しぶりにソニンが出てたりしてなんだか嬉しくなりました。
主人公は以前アイドルを助けて一躍ヒーローになったことがあり、それが原因で今回狙われてしまったのですが、最後にそのアイドルが「恩返し」をしに出てきた時には本当に涙が出るかと思いました。
犯人に仕立て上げられた主人公は、遺体として海から上がり、容疑者死亡で片付けられるんですが、実はそれは以前から存在していた「自分にそっくりな人物」のほうで、本人はちゃんと生きてましたっていう展開。
でも表向きは死んでいることになっているので、自分の親しい人に自分が生きていることを伝えるために、逃亡中に同僚にした「生きて帰ったらお前がキャバ嬢とヤッたことを奥さんにばらしてやる」を本当にばらしに行ったり、両親宛で昔書初めで書かされた言葉を書いて送ったり
伊坂作品お馴染みの、「こことここが繋がってました」みたいな最後のネタばらしの部分が実に上手で、見ていて嬉しくなりました。
一番最初の部分が、実は事件後のことだったなんて、全く考えてなかったので本当に嬉しかった。
「俺はやってない」となんとか警察に説明をしようとする主人公でしたが、そもそも警察が敵なので上手くいくわけもなく
入院患者から言われた、「逃げることは負けじゃない。生きろ」って言葉で自分を捨てて生きる道を選びます。
結局整形して、別人として生きているのですが、なんかこれはちょっと私的には納得いかなかったです。
だって本人は何も悪いことをしていないのに。
別の人として生きるなんて、酷すぎる。
「俺はやってない」といい続けた主人公ですから、そこら辺は通して欲しかったなとか
まぁそしたら死んでたんでしょうけど。
音楽は斉藤和義さん
やっぱり凄く良かったです!
伊坂作品は、原作読んでしまうと原作への思い入れが強くなりすぎて映画に納得いかないことばかりになってしまうので原作読んでから行かないほうがいいのかなと思うのですが
ゴールデンスランバーは、原作を読んでから行った人たちの評判も良いみたいですね。
今度映画を思い出しながら読んでみたいと思います。