CAST:藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、小出恵介、林遣都
都会の片隅でルームシェアをする、健康オタクの会社員・直輝、自称イラストレーターの未来、恋愛依存症の琴美、大学生の良介の4人のもとに、男娼をしている謎の少年・サトルが転がり込んでくる。
時を同じくして、町では女性連続暴行事件が多発していた。
面白かったです!
なんだか全員のゆる~い感じが、今の都会っ子ってこういうもの?って感じ。
未来(香里奈)がイラストレーターだなんて、今調べてて初めて知ったけど(笑)
サトル(林)がとにかく謎なまま終わって、?でした。
サトルの行動の全てが私には意味がわからなかった。
良介(小出)の馬鹿さ具合が非常に愛らしかった(笑)
物語がそれぞれの視点でそれぞれ描かれるので、見ていてわかりやすかったです。
琴美が芸能人の彼氏がいるっていうことだったんですが、それが本当の話で少し驚きました(笑)
未来と同じ反応です。「本当に付き合ってたんだ」って
「(このルームシェアは)チャットしているようなもの。居たければ笑っていればいい、嫌なら出て行けばいい」
他人に無関心で、上辺だけの付き合いのように思えますが、皆居心地が良くてそこにいるんだなってことが凄く伝わってきました。
その居心地の良い空間を守るために、障害になるようなものは見て見ぬふりをする。
女性連続暴行事件の犯人は直輝っていうオチなんですが、その現場をたまたまサトルが目撃するんですね。
直輝がサトルに「皆に言うのか」と聞くと、「言わないよ。っていうか多分皆知ってるんじゃないかな」
驚いた直輝が雨の中、走って帰るとリビングには皆の姿。
皆は旅行に行く話をしていて、びしょ濡れで帰ってきた直輝に向かって「あんたも行くでしょ、」と何事もなかったかのように言って、話が終わります。
この時の皆の顔が、「余計なこと言うなよ」って感じでなんだか怖かったです。
でも一番良かったシーンだなぁ
多分、普通ならまず「びしょ濡れじゃない」とか「おかえり」とか、いう事があると思うんですが、そこを全く無視してのそのセリフが「知っている」ということをあらわしているような気がしました。
それにしても、やっぱり藤原竜也は良いですね。
「琴ちゃん(琴美)」って言うのがなんだかツボに入ってしまって、言うたびにキュンキュンしてました(笑)