もう28年も前の話なので抜けていることもありますが、思い出せる範囲で当時の事を書きました。

思い出したら都度追記しています。





 




 
今日、ある企業のイベントでタレントの向井亜紀さん特別講演があったので、出掛けてきました。
 
 
なんかね、いい匂いしたラブ←変態か、笑







わたし自身の入院時を思い出してね、涙が出ました。
 
亡くなった仲間のこと、そして、今元気にしている仲間の顔を思い出しました。




本人はもちろん、主治医も看護師さんも家族も、みんな「元気に退院する」ことを目標に踏ん張る。
 
がんに『完治』という言葉はないけれど、99.9%大丈夫を目標に、ひたすら踏ん張る。
 
 

身体に合う抗生物質を見つけるのだって容易じゃない。
わたしのがんをやっつけてくれるかどうかの抗がん剤を見つけるのだって容易じゃない。
 
みんな、本当にくじけそうな気持ちを何とか奮い立たせて踏ん張ってる。
 
 


それでも、それでもね、
「今夜寝たら、明日の朝は目が開かないんじゃないか」
と、毎晩思った。

実際、亡くなった仲間もたくさんいたから、余計に。

 
 
それでも、退院したかったから踏ん張った。
泣いて泣いて泣きまくって弱音吐いてくじけながらも、踏ん張った。







そこにね、実は大切ことがあるんです。

これ、向井さんも言ってたし、わたしもずっとそう思ってる。
わたしは今もそれは日頃から実行している。
 

 

あのね、
元気になっている自分をしっかりイメージすること

嘘じゃないよ、本当にこれが大事なの。





わたし、病気が分かった時ね、「絶対に死なない。死んでなんていられない。」って思ったんだけど、ちゃんと理由があるんです。


死ねるわけないじゃん。

だってさ、
未だ「生の光GENJIに会ったことがなかった」んだよ?
 
ファンクラブ入ってさ、絶対にコンサート行くって決めてたのに入院になっちゃったからさ。



だからね、
『自分の足で歩いてコンサートに行く』ことを目標にして、その様子をイメージしていたんです。
 
「絶対に会いに行く!」
って決めて、それを目標に約一年踏ん張ったんです。






元気になっている自分をしっかりイメージすること

これ、とっても大事です。一番の薬です。
心が元気になるから身体も元気になるんだもの。
 
 
 


 
そしてわたしは、
がん患者を支えるご家族や友人の心のフォローこそ大事だと、常に言い続けています。
 
がん撲滅の啓発活動としてわたしが参加していますリレーフォーライフジャパン ながいずみの活動でも、そこは常に言い続けています。 
 
 
なぜなら、
病気治療はケアギバーがいなければ乗り越えられませんから。
 
心がね、踏ん張りきれない。

 
 
だからこそ、わたしはケアギバーのみなさんとの出会いも大切にしていますし、これからも大切にしていきます。






わたしががん経験者なので、病気の話は例えが「がん」になってしまいますが、
どんな病気でも「大変なこと」は同じだと思っています。
 
もし、イメージの仕方がわからない時は、わたしお手伝いします。
病は気からのホントのトコロ、病気に見せてやりましょうよ。


ウインク