12年。。。

12年も家族のように付き合ってきた劇団と劇団員。

沢山沢山思い出がありすぎる。

韓国で初日に食中毒になって、幕が下りると同時に大学病院に運ばれた

インドネシアでは最後までお尻を自分の手で洗い流すことができなかった(トイレットペーパーがないと生きていけない)

カナダのビクトリアでは公演中止になりニュースになる。そしてまさかの私が犯人扱いされ。。

マカオでは空港で銃刀法違反で連行されそうになり黒山の人だかり

ニューヨークに行く時はビザ問題で胃に穴があきそうになるし、宿泊先近所で発砲事件起きるし、宿泊先では麻薬パーティーあるし、
そして膀胱炎で病院のお世話になるし、

台湾では国立劇場に召喚され、今ではうちの劇団をよく知る台湾人が増えたり、

カナダのビクトリアでは金持ちの日本人たちの家に招待され金持ちの生活をあじわったり、

暗闇の牧場に一人残されマジでもう人生終わったと思ったり、


モントリオールでは世界的な演劇祭に参加
ホームステイ先に一緒にステイしていた外国人がテレホンセックスの仕事をしており、部屋からすごい声が響いていたし、



インドネシアでは日に何度もお経みたいなのが大爆音で流れるのが新鮮だった


現地の方と結婚したスタッフも3人くらい(笑)



芸能界の方々もよくうちの劇団に出演してくださり、「やはり長く芸能界にいる方は人が出来てるなぁ」とも思った。

お世話になった肝付兼太さんが亡くなった事をワイドショーで知った時、本当に悲しかった。優しい愉快な大先輩だった。今、息子がハマっているドラえもんは現代版だから、肝付さんの声が聞けないのは内心とてつもなく悲しい。

三ツ矢雄二さんは私が本番中舞台の上で骨折したとき、舞台袖で「まんまちゃん頑張れ」と背中を押してくれた。我々貧乏役者を叙々苑に連れてってくれてお腹いっぱい食べさせてくれた(笑)

別所哲也さんは芸能人なのに、遅くまで飲み屋のハシゴに付き合ってくれて、芝居のアドバイスもくださって感激した。

ピンクレディーのみぃさんは私が生で見た人間の中で一番スタイルが良かったし、久しぶりに会ってもこんな私をちゃんと覚えててくれた。そして当然ながら歌が上手い。


世間に名前は知れてなくとも直向きにただ芝居が大好きで集まって同じ舞台の上で生きてきた沢山の沢山の仲間たち一人一人。時々そんな仲間たちがドラマやCMに出てるのをみると「あぁ、みんなめっちゃ頑張ってるなぁ」と昔は羨ましくも思ったけど、今は心から応援している。


舞台を通して私は人生のパートナーである夫にも出会えた。。めっっっちゃきにくわない相手だった。私の銃の撃ち方が悪いから、動きと音が合わないって散々文句を言う音響さんだった。

縁とは不思議なもの。


今日、劇団のみんなの前で卒業の挨拶をしてきた。泣いてしまった。

大事な場所にサヨナラをして、これからに向かって身軽に走り出すために。

ありがとうございました。

私が1番好きだった役は寺山修司の作品に出てくるとある女の役。

大事な小道具「五寸釘」と「藁人形」にニヤつく当時の私。。錆び付いた五寸釘一本で髪をまとめあげるている女。五寸釘を引き抜くとまとめた髪がバサッとほどける。引き抜いた五寸釘で藁人形を打つのですが、思えばDIYに通じるものがありますね(笑)


この頃から着物が好きになりました。だってこの水色のものだって500円くらいなんですもん。安いのに見た目可愛い!

物件もやっぱり安く仕入れて高く見せるのが良いんだなぁ。





まずは、明日からのDIY。パートの特権は正社員よりは年末年始休めるってとこしかない。その特権をいかさなきゃ!

12月30日には、DIY会します。掃除がメインになりそうですが。。。
埼玉県鴻巣に近い方は遊びに来ませんか?お茶とお菓子くらいしかありませんが。。