私の今の父親は、義理の父です。

 

 弟は、今の父親の子供です。私とは父親違いの弟になります。

 

 父は、とても優しい人です。

 

 動物と子供が大好きな人です。

 

 今は死んでしまったのですが、以前飼っていた猫が行方不明になったときは、泣きながら会社を休んで探しに行くような人です。

 

 子供が大好きで、子供にもとっても好かれます。

 

 娘も父が大好きです。

 

 父は、娘に「お兄ちゃん」と呼ばれたかったらしいのですが、母に怒られあっけなく断念。それで自分の子供の頃からのあだ名で呼ばせています。

 

 小さい頃は「まー坊」と呼ばせていて、とても面白い光景でした。

 

 今は「まー坊」か「まー坊じぃちゃん」と呼んでいます。

 

 娘をとても可愛がってくれていて、小さい頃はドライブによく連れて行っていました。

 

 母がスルメを焼いて細く切ってくれて、それを持って父と娘で二人でドライブ。

 

 いつも抱っこをしてくれていました。

 

 今は娘が恥ずかしがって、あまり抱っこさせませんが・・・。

 

 こんな父が、私を虐待していたなんて、父を知る人は夢にも思わないと思います。


  私の友達・後輩もずいぶん可愛がってくれました。

 

 未だに「とうちゃん」と呼ばれて親しまれています。

 

 こんな父を変えてしまった事・・・・・。

 

 「嫉妬」です。

 

 母が私の実の父親と会っている!と誰かに聞き、それからが始まりのようです。

 

 父は、母が夜仕事に行っていたので、夜私と弟を家で見てくれていました。

 

 見られない時期もあり、預けられていた時期もありましたが、私が小学校に入る頃には、父が見てくれていました。

 

 母の話では、父は生活費を自分と弟と母の分しか入れてくれず、私の為に働きに行っていたそうです。(これはちょっと怪しい話ですけど)

 

 父は、何処からかいろんな話を聞いてきては、毎晩酔っ払うまで飲んでいました。

 

 父はボクシングをしていましたから、暴力は振るいません。

 

 でも物を投げつけたり、私の食事を抜いたり、夜中外に私を出したりしました。

 

 勉強をしていれば、電気を消される。学校の制服は隠される。雨の日教科書を全部外に捨てられた事もありました。

 

 弟を溺愛し、私を虐めていました。

 

 きっと私の本当の父が憎かったのでしょうね。

 

 そして母を愛していたんでしょうね。

 

 精神的言葉の暴力が、いつのまにか性的虐待に変わってきました。

 

 詳しい内容は省きますね・・・・。

 

 中学卒業するまで、性的虐待をされていました。

 

 そして私が自分で稼ぐようになり、段々家に寄り付かなくなり、父は母に責められていたようです。

 

 私が不良になったのは、父のせいだと・・・。

 

 決して父だけのせいではないのですが・・・。


 

 私が20歳の頃から、私はいろんな経験や、いろんな話を聞いて、父を許す事にしました。

 

 今現在本当に許せているかは疑問が残るのですが、父は今後悔をしていると思います。

 

 私に優しくされればされるほど、父は苦しいと思います。

 

 本当は優しい人ですから・・・。

 

 今は父が好きです。昔は殺したいほど憎かった時期もあります。

 

 中学になるまで、本当の父親だと思っていましたから・・・。

 

 父に、弟と同じように抱っこしてもらったり、頭を撫でて貰いたかったです。

 

 私が子供の頃、私が胃痙攣を夜中起した時、父は寝ないで私のお腹をさすってくれました。

 

 私が過呼吸で倒れた時も、私を背負い病院に運んでくれました。

 

 今はたまに電話をくれて、「元気か~?」と聞いてくれます。

 

 父も辛かったと思います。

 

 私も辛かったです。

 

 でも今は父はきっと悔やんでくれています。

 

 父も若かったし、虐待がエスカレートしてしまったのでしょうね。。。