自己紹介


20代男の奏汰(かなた)です。
僕の彼女は20歳年上の人妻:桜子さんです。

桜子さんと出会ってからの日常を
ここに記録として残していきます。

 見たくなかった写真​

旅行の話がどこかへ行ってしまった頃、

電話の中で、

ふと桜子さんの結婚式の写真について話す機会がありました。




結婚がそれなりに早い方だった桜子さんの結婚式の写真は、

その時の僕と少ししか変わらないわけです。



僕は、軽い気持ちで

その頃の桜子さんが見たいと彼女に言いました。


その当時、

僕達は住んでいる地域や名前や職種など教え合ってはいましたが、

家族の名前だとか写真だとか、詳しいことは

互いに話していませんでした。




そこはやっぱり不倫で、

不倫であることを理解した上での付き合いだと

分かっていたからです。



でもその中で

互いを信頼して付き合おうとなっていたので、それに不安も不満も全くありませんでした。




そして、

僕と同じくらいの桜子さんを見たい、

結婚式の写真はあるの?

と聞いたら、

『あるよ。見たいの?』

と言われました。






−ドクン‥−





僕の心臓の奥で

大きく脈打った音が聞こえました。