自己紹介


20代男の奏汰(かなた)です。
僕の彼女は20歳年上の人妻:桜子さんです。

桜子さんと出会ってからの日常を
ここに記録として残していきます。


 ​プレゼント

お花見デートの次のデートで、

僕は桜子さんと仕事の後、

少しだけ会うことになりました。





僕はその日、

桜子さんにプレゼントを用意しました。

用意したものは、簪(かんざし)でした。

着物を着ることがある桜子さんに

是非渡したいと思っていました。



そして、そのプレゼントを渡しながら、

僕は桜子さんに

『付き合ってくれませんか?』

と言いました。



桜子さんは、とても驚いていて、

明らかに戸惑っていました。




『ごめん‥、奏汰くん』

と一言返して来た桜子さんの表情はいつもと違いました。



僕は、

今の関係なら普通にOKすると思っていたので、

その返事に驚きました。



既婚のしかも20歳も年上の女性に

プレゼントまで用意して

断られたことが何だか無性に恥ずかしく思えて来てしまいました。





僕が苦笑いしていると

桜子さんがフォローするように

『奏汰くんが好きじゃないとかではないんだよ』

と言って来ました。





そして、

桜子さんは、すんなりOKできない理由を

僕に話してくれました。